公共の場で「マスク着用」しない人の身勝手な言い分
Withコロナの時代。普段の職場、公共交通機関、飲食店など、あらゆる場所で「マスク着用」がマナーとして呼び掛けられている。そんななか、北海道・釧路空港発、関西空港行きのピーチ・アビエーション機でマスク着用をめぐってトラブルが起きた。
9月7日、同機は機内でマスク着用を拒否した男性客が大声で騒ぐなどしたため、機長が「安全阻害行為」に当たると判断し、途中の新潟空港に緊急着陸。警察まで出動する事態に発展し、テレビも大々的に報道、大騒動になったのだ。この件を取材したキー局社会部記者が言う。
「コロナ禍で、同様の騒動はいろんなところで見られました。飛行機が緊急着陸した事例はこれまでアメリカでは起きていますが、日本では初のケース。男性客は新潟空港で機から降りましたが、目的地の関西空港には2時間以上遅れて到着。関係者によれば、マスクの着用はあくまでもお願いである一方、大声を出したりして機の安全を脅かしたことに対しては、なんらかの措置が取られる可能性もあるそうです」(キー局社会部記者)
ニュースには取り上げられないだけで、全国の路線バス内、電車内で同様のトラブルは数多く発生している。マスクを着用しない理由は、身勝手である場合も少なくない。
前出の記者が続ける。
「関西地方を走る路線バス内で、マスクをせずに咳をしていた男(50代)が、別の男性客(40代)に咎められトラブルになりました。男は、仲裁しようとした女性客(40代)を突き飛ばしたようで、男性客に警察に突き出されました」(前出のキー局社会部記者)
この男性客(40代)が、当時の状況について筆者に説明する。
「男は最初、マスクをしろと言うのならマスクを持ってこいだの、人権侵害だなどとバスの中でわめいていたんです。人にものを頼む態度じゃないとか、年下のくせに生意気だとか、言っていることは支離滅裂。見かねた女性が間に入ってくれたんですが、手をあげたんです。信じられませんでした。倒れた女性を見て、邪魔だと吐き捨てて……。バスを止めてもらい、男をバスの外に引きずり降ろしました」(男性客)
110番をすると、流石におとなしくなったという男。警察には「持病があってマスクができない」と嘘を言っていたようだが、すぐにバレたという。
飛行機内で男性が「マスク着用」を拒否
同様のトラブルはバスや電車でも…
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