ネット発のイカれた陰謀論「Qアノン」信者が増殖中「トランプは救世主だ」
―[隠れトランプのアメリカ]―
11月3日に行われるアメリカ大統領選。この数ヶ月、現地で大きな問題となっているのが、一部のトランプ支持者の過激化だ。なかでも、「Q Anon(Qアノン)」と呼ばれる陰謀論者たちが急増し、トランプ支持者の中にも多いという。
Qアノンの主張は、まさかこんなことを信じるとは――と驚愕するほどトンデモ度が高い。ヨーロッパなどにも飛び火しており、日本にも信奉者が現れている。
大統領選でどちらか勝とうとも、彼らのような極右カルト集団がなぜ生まれたのかが重要だ。Qアノンとはいったい何者なのか? 最新刊『隠れトランプのアメリカ』を上梓した横江公美氏(東洋大学国際学部教授)に解説してもらおう。
横江氏は、米国の大手保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」の元上級職員で、2016年の大統領選でもトランプ勝利を言い当てた。2020年の大統領選も大接戦だと予想する。(以下は、横江公美著『隠れトランプのアメリカ』の一部を編集したものです)

ネットユーザーを侵食する極右カルト
Qアノンの狂った陰謀論…リベラル派は子供を殺して食べている
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明治大学卒業後に松下政経塾に入塾。プリンストン大学、ジョージ・ワシントン大学で客員研究員を務めた。’11~’14年まではアメリカの大手保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」でアジア人初の上級研究員として活躍。’16年から東洋大学グローバル・イノベーション学科研究センターで客員研究員、’17年から同大学教授に。’16年に出版した『崩壊するアメリカ』でトランプ政権の誕生を予想するなど、アメリカ政治に関する著書多数。近著に『隠れトランプのアメリカ』
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