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コロナ下の冬ボーナスは人に言えない?「SNSで使い道を書いただけでヒンシュクを買った」

親にプレゼントをあげたら質屋に売られた

ボーナス 続いては、過去にボーナスの使い道を間違えたという人たち。中野麻美さん(27歳・仮名)は、あるトラウマから「ボーナスは自分にしか使わないと決めています」と語る。 「就職して初めてのボーナスで母にブランド物のキーケースをあげたんです。ずっとボロボロのやつを使っているのを見てたし、喜んでくれるかなって」  誰もが知るそのブランドのキーケースは、3万円強だったそうだ。プレゼントした瞬間はとても喜んでくれたそうだが、待てど暮らせど使っている様子がない。シビレを切らせた中野さんが思い切って「なんで使ってくれないのか?」と問いただしたところ、意外な答えが返ってきた。 「最初はごまかしてたんですが、舌をペロっと出して『質屋に売っちゃった(笑)』って言うんです。普通、子どもがプレゼントした物を質屋に売ります? 自分の親ながら呆れちゃいましたよ」  質屋に売った理由は「色が好みじゃない」とのことだった。さらに、その後の発言が中野さんを落胆させた。 「次は一緒に買いに行くか、商品券でくれって悪びれる様子もなく言うんです。娘の気持ちをなんだと思ってるんですかね。それからボーナスは自分の欲しいものか貯金にしか使ってません」  中野さんの母はまだ40代。友達親子ならではのフレンドリーさなんだろうか……。

ボーナスはたいてプロポーズするも玉砕

 佐藤幸秀さん(28歳・仮名)は、ボーナス時期になると「元カノを思い出して切なくなります」と目を細める。佐藤さんは2年前に、結婚を前提に付き合っていた彼女がいたのだが……。 「大学時代の後輩と付き合っていたんですが、ちょうど冬のボーナスが出る時に、奮発してプロポーズ旅行を計画したんです」  旅行先は箱根の高級旅館で「一泊一人5万円はしました」というから凄い。露天風呂付きの客室で、朝・夕共に部屋食だったという。 「彼女といろいろなところに旅行に行きましたが、こんな贅沢な旅は初めてでした。彼女もかなり喜んでくれて、もうテンションマックスでした」  夕食が終わった頃、これまたサプライズで買っていた指輪を渡し、プロポーズしたんだとか。答えはもちろん、OK。  だが、佐藤さんはいまだに独身である。その理由とは——。 「一度はOKだったんですが、旅行から帰って1週間ぐらい経った頃。いきなり彼女から『ごめん、よく考えたけど別れよう』って、指輪を返されたんです。あんなに喜んでいたのになんでだろう、と。僕も理解が追いつかなくて散々理由を聞いてみたら……」  なんと原因はあの高級旅行のサプライズだったというから驚きだ。 「彼女的には結婚する相手は堅実な人が良かったみたいで。サプライズは嬉しかったけど、ボーナス全部使っちゃうような人と本当に結婚していいのか? って自問自答したら“ちょっと違うのかも” と思い返したみたいなんです。喜ばせたくてあんなに頑張って奮発したのに、それがネックになってフラれるなんて想像の上をいき過ぎです」  それ以降、ボーナスが出てもあまり使う気にはなれず、貯金していると佐藤さんは苦笑いする。  フリーランスの筆者にとって毎年ボーナスは関係ない話だが、もらえる人は失敗しない使い方を慎重に選んで欲しい。<取材・文/吉沢さりぃ>ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。近著に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)がある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。Twitter:@sally_y0720
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