城マニア同士の仁義なきバトル その想像力に脱帽

以前、鉄オタ同士の”内部抗争”の記事があったが、そういうマニアの派閥争いは鉄オタだけの話じゃない。てなわけで、ガンダムマニアから城マニアまでいろんなジャンルのマニア同士の論争を集めてみたら……。門外漢には理解不能な熱きバトルに震撼せよ! 【BATTLE6】城マニア 歴史に忠実派 VS 現状容認派 ◆歴史に忠実派 時代考証を無視して観光資源用に造ったような天守閣は城とは呼べない ◆現状容認派 城跡に何もないより建物があるほうが城ファンの裾野も広がると思う
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 城好きには「建造当時のまま再現した城でなきゃ認めない」歴史に忠実派と、「今あるものは、それはそれでいい」という現状容認派がいるらしい。 前者の主張は「時代考証を無視したり、本来とは違う場所に建てるなど、観光資源用に造ったような天守閣は城とは呼べませんね」(マニア歴30年のAさん)。 対する容認派は「確かに、そうした事実を告知せず、誤った歴史認識を与えるのは問題。でも、もうできてしまったものは仕方ないので、一部”やっちゃってる”ことを踏まえたうえでなら一応アリだと。ダメな子も愛しいといいますか……」(「城めぐ.com」管理人・Uさん)と、もはや親心。  では、これから再建されるものはというと、容認派は「文化財建築の基準も厳しくなり、いい加減なものは造れないはず。であれば、城跡に何もないより、建物があるほうがわかりやすいし、城ファンの裾野も広がると思います」。 一方の忠実派いわく「適当な天守閣を建てるくらいなら、むしろ遺構の発掘調査を綿密にするなどして、当時の姿を想像できるようにしてほしい」。なるほど、何もないほうが自由に想像を膨らませられるってわけだ。この意見に容認派は「私は建物があろうと、いくらでも妄想できるので問題ないです」って、どっちの想像力も大したもんだ。 イラスト/カネシゲタカシ ― マニア同士の[ミクロな論争]10番勝負【6】 ―
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