ライフ

「蒙古タンメン中本」カップ麺の“辛旨オイル”万能説。日高屋、吉野家でかけてみた

明治「エッセルスーパーカップ 超バニラ」と辛旨オイル

「エッセルスーパーカップ超バニラ」

「エッセルスーパーカップ超バニラ」

「万能」という噂の証明のためには、少々奇抜な取り合わせも試してみる必要があるだろう。今回は、スーパーやコンビニなどでもポピュラーな、明治の「エッセルスーパーカップ超バニラ」に辛旨オイルをかけてみることにした。
「エッセルスーパーカップ超バニラ」

辛旨オイルを落とすと…

 オイルを落としてみると、パナップ(江崎グリコ)のインディーズ版みたいになった。低温のためオイルが玉のような形のまま凝固している。  バニラアイスとともにスプーンですくって一口食べてみる。辛さと冷たさと甘みが同時に襲ってくるが、それを追いかけるようにやってくる一番大きな波があった。ニンニクだ。タンメンや牛丼にかけた時は他の味に紛れて際立たなかったニンニクの香りが口中を覆う。  さらに、辛さが鮮烈に際立って感じられる。バニラアイスには、辛旨オイルに入っている素材のポテンシャルを最大限に引き出す作用があるようだ。  味はといえば、わざわざかけるほどはないが、不味くはない。バニラの甘みと香りに、オイルの辛さとニンニクがあるので、ここにナンプラーとスパイスを加えて温めていくとクリーミーな東南アジア風のカレーができそうな気配がある。  とはいえ、エッセルスーパーカップのキャッチコピーが「ふつうって、スーパー最高。」と言っているように、単体より美味しくなることはなかった。

中本のカップ麺、筆者の家族が美味しくいただきました!

蒙古タンメン中本

筆者の家族が美味しくいただきました!

 辛旨オイルがなくなってしまった中本のカップ麺だが、辛さにさほど強くない筆者の家族が「美味しい」と言いながら食べていた。こうした融通が効けば、辛旨オイルの万能性をさらに試してみるのもよさそうだ。<取材・文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
1
2
おすすめ記事