コロナ禍で変わった食生活と歯の予防意識。それでも対策していない人が3割以上
安倍晋三総理大臣(当時)が、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言を行ったのが昨年の4月7日。対象を全国に拡大したのが4月16日。それから、もうすぐ1年がたつが、いまだ新型コロナウイルスの収束が見えず、我々のライフスタイルも、いたるところでニューノーマルへの対応が求められている――。
そんななか、医療法人社団德昌会パラシオン歯科医院が、歯科定期健診を受診した経験のある男女1152人を対象に、「コロナ禍以降、予防歯科に対する意識は変わりましたか?」と質問したところ、「非常に高まった(10.8%)」「やや高まった(23.7%)」となり、約3割が予防歯科に対する意識が高まったという。
その主な理由は、下記のようなものだ。
・口内環境が感染症リスクに関わると知ったから(20代/女性/神奈川県)
・コロナに対抗するため、より健康であることを意識し、その一環が歯科健診であったから(30代/男性/兵庫県)
・今後も思った時にいつでも受診できるとは限らない事態が訪れるかもしれないと感じた(40代/女性/宮城県)
・家にいる時間が長く、甘いものを食べることも多くなったため(50代/女性/東京都)
外出しづらいという社会情勢はもちろん、食生活の変化に伴う意識の変化でセルフケアへの意識が高まっているようだ。
とはいえ、「コロナ禍以降、予防歯科への対策として行っていることを教えてください(複数回答可)」という質問には、「特に対策は行っていない(34.4%)」という回答がもっとも多く、次いで「フロスや歯間ブラシの使用(29.9%)」「1回あたりの歯磨き時間を増加した(26.7%)」「歯磨き回数を増加した(21.0%)」「歯科定期健診の受診(20.8%)」などが続いた。セルフケアへの意識が約3割も高まったわりには、「特に対策をしていない」が多いように感じる。
ちなみに、「コロナ禍以降、ご自身の口内環境が変わったと思いますか?」との質問には、7割以上が「変わっていないと思う(73.4%)」と回答した一方で、「非常に悪化したと思う(3.1%)」「やや悪化したと思う(14.7%)」と、約2割が悪化したと回答している。コロナ禍による食生活の変化などの影響で、口内環境が悪化したと感じている人も一定数いるようだ。
新型コロナウイルスの収束が見えないなか、歯科医院を含め病院に行くことをためらっている人もいるだろう。そうなると、これまで以上に歯のセルフケアの重要性が増してくる。
そんな歯のセルフケアで役に立つのが、電動歯ブラシだ。
例えば、記者も使っているパナソニックの音波振動ハブラシ「ドルツ」は、87%の歯科医師が推奨(※)したバス法やスクラビング法などのヨコ磨きに対応した電動歯ブラシで、毎分約3万1000ブラシストロークのリニア音波振動で、1本1本の歯に当てるだけで歯科医師推奨の磨き方が再現できる。
ちなみに「バス法」は、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に向け、45度の角度に当てて細かく動かし磨く方法で、「スクラビング法」は、歯の外側は歯ブラシの毛先を歯に垂直に当てて軽い力で細かく動かし、歯の内側は45度に当てて磨く方法のことだ。
加えて歯間部の汚れに対しては、タタキ毎分約1万2000ストロークで立体的にアプローチ。トップグレードの「EW-DT51」や、ハイグレードの「EW-DP54」「EW-DP34」では、ヨコ磨きとタタキ磨きを合わせた「W音波振動」(音波領域内でのヨコ3万1000、タタキ1万2000ブラシストローク/分の振動)で歯垢を強力に除去。付属のブラシは毛先の直径が約0.02mmと極細なので、毛先が歯周ポケットにしっかりと入り込み、歯周病の原因菌もかき出してくれる。
しかも、電動歯ブラシ初心者がやってしまいがちな歯ブラシを歯に強く押しつけすぎるような場合でも、「パワーコントロール」機能でブラシ振幅を抑制。歯ブラシの押しつけによる磨きすぎを防止してくれる。
そもそも「ドルツ」による歯磨きは、「細かな振幅」×「極細毛ブラシ」を生かすことで最大限の効果が得られるようになっている。ブラシの毛先が歯の表面に触れるかどうかで十分キレイに磨けるので、力はほとんど必要ない。
ちなみに「パワーコントロール」機能は、常にブラシ振幅を維持するようにパワーを制御してくれるので、磨きすぎを防止するだけでなく、満充電状態でも充電が空に近い状態でも、常に最大振幅を維持することで、安定した歯磨きが可能だ。
ニューノーマルな生活に対応していったら、食生活はもちろん、テレワークで出社の必要がなくなったことによる運動不足など、気がつけば生活習慣が乱れている人も多いだろう。それと同じように、虫歯はもちろん歯周病などの口内環境の悪化は、将来的に全身の健康にも悪影響を及ぼすことがさまざまな研究からわかっている。
今しばらくは制約が多い生活を強いられるだろうが、新年度が始まる4月は、進学、就職・転勤・転職はもちろん、社内の部署異動で環境が変わる季節で、いろいろ見直すには絶好のチャンス。歯のセルフケアを通して、乱れた口腔環境と生活習慣を今一度見直してみはどうだろうか? <文/日刊SPA!編集部>
※ 歯科医師431名の87%が推奨。2018年度3月調査実施パナソニック調べ
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