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有吉弘行、夏目三久の結婚に見た「有吉の腹のくくり方」を見習いたい

有吉は何をモチベーションに頑張れているのか不思議だった

 かつて、有吉弘行はテレビでコンビニエンスストアでよく買うものは、パックの千切りキャベツだと言っていて、本当にそれを購入した姿が写真週刊誌に撮られたことがあった。
有吉弘行、夏目三久結婚報道

突然の2人の結婚報道に世間はどよめいた

 また「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)の中の料理コーナーで、何品かおつまみを作り「家に帰って、このツマミがあったらうれしくって小躍りしちゃうよ」と話していて、私は「なんだか実感がこもっているなぁと」思った。そして、他の芸能人と比べても地味な生活ぶりに見える有吉弘行が、何をモチベーションで仕事を頑張れているのか、私は常々とても不思議だった。

結婚報道で合点。夏目三久だもんなぁ

 ただ今回、4月5日配信の日刊ゲンダイDIGITALにて「2人は、高級住宅街の塀一つ挟んだ隣合ったマンションに住んでおり、そのマンションは塀に通用口が有って、公道に出ずに双方の家を行き来できた。有吉が一人分しか食材を買っていなかったのは、恋人がいないと見せかけてるカモフラージュだ」という報道があった。なるほど。  しかし、彼らの忙しさを考えれば、あながち千切りキャベツもカモフラージュのためだけではないとも思う。いずれにしても、今回の結婚報道で、私は粛々とミッションをこなしていくような有吉の姿勢に、合点がいったのだった。そりゃ頑張るわなぁ、夏目三久だもんなぁ。しかも大変な障害があった恋愛だもんな。最強のモチベーションだ。
 意志薄弱な私は、有吉弘行の「臥薪嘗胆」の精神を少しでも見習いたい。しかし彼が味わった「苦味」は「胆」ではなく、キャベツだったようだから。私もまずキャベツの千切りを食べるところから始めようと思う。でも今の季節、キャベツが甘くておいしいんだよなぁ。
1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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