3時のヒロイン福田麻貴の「容姿ネタ封印」は、世の中が求めていることなのか
若者は本当に「容姿いじり」を受け付けないのか?
福田さん、リラックスして!
しかし「大衆」とは言えないものの、極端に視野が狭いネットの書き込みは、現代人の(多分若者の)特徴的な側面を表しているのは間違いない。だから、福田麻貴の何気ないツイートが、大きな波紋を呼んだのだろう。笑いをクリエイトする人たちは、よりいっそう精神的なタフさが要求される時代である。 突然だが、私は非常に福田麻貴が好きだ。テレビに出てるとチャネルを止めてしまう。失礼な言い方だが、見ているとなんだか妙にいじらしい。件のコラムで、福田は「容姿を欠点と捉えない世界が、理想の社会のゴールだ」と結論づけた。福田さん、その社会、ロボットに人類が滅ぼされた未来だよ! 福田さん、リラックス! 「大衆」なんてどこにもいないよ! <文/椎名基樹>1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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