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怪物スラッガー佐藤輝明だけじゃない。2021のプロ野球はこのルーキーがすごい

新人とは思えぬ投球術を持つ楽天・早川隆久と天性の打撃で打つ牧秀悟

早川隆久

大学時代から逸材として注目されていた早川隆久。即戦力として期待されて入団し、その期待に応えて勝ち星を重ねている

 一方、パ・リーグでは新人投手たちの活躍が目立っている。その筆頭が東北楽天ゴールデンイーグルスの早川隆久だ。早稲田大学時代から速球派のエースとして君臨し、大学日本代表にも選出。  力感のないしなやかなフォームから投げ込まれる150キロ近いストレートに加えて、ほぼ同じフォームで繰り出されるチェンジアップやカットボールなどの変化球を低めに集めていく投球術は圧巻。ここまで先発ローテーションを守って3勝をマークしており、2ケタ勝利もほぼ確実だろう。  怪物・佐藤に匹敵するパワーを見せているのが横浜DeNAベイスターズのドラフト2位ルーキーの牧秀悟だ。中央大学時代は1年からレギュラーを獲得し日本代表でも活躍したスラッガーで、5月5日現在で打率.282、6本塁打、23打点をマーク。低迷するチームを鼓舞する活躍をみせている。  ホームラン打者でありながら変化球をうまく捉える柔らかいスイングが持ち味で、勝負強さも合わせ持つ。また、貴重な“打てる二塁手”としても要注目の選手だ。

タイガースの新ヒットメーカー・中野拓夢とカープの豪腕ストッパー・栗林良吏

 ドラフト6位ながらショートのレギュラーを獲得し、ヒットを量産しているのは佐藤のチームメイトでもある阪神タイガースの中野拓夢だ。安定感のある俊敏な守備に加えて、あらゆる方向に逆らわずに鋭い打球を放つことができるバッティングは芸術的。ここまで3割を超える高打率を記録し、首位を走るチームに欠かせない存在になっている。鳥谷敬(現・ロッテ)以降、固定されていなかったショートのポジションがようやく埋まりそうだ。  投手で大車輪の活躍しているのは、広島東洋カープのドラフト1位・栗林良吏だ。大学、社会人を経て確実に成長を遂げてきた剛腕ピッチャーで、いきなり守護神に抜擢されるとデビューから14試合連続無失点をマークし、ドラフト制後の新人最長記録を更新。  キレのあるストレートに落差の大きなフォークとカーブで打者を翻弄する堂々としたピッチングを披露しており、このまま活躍を続ければ新人王争いは佐藤と栗林の二強になっていくだろう。
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日ハムの伊藤大海は苦労人
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テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

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