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怪物スラッガー佐藤輝明だけじゃない。2021のプロ野球はこのルーキーがすごい

無観客でも大盛り上がりのプロ野球

佐藤輝明

新人とは思えぬ活躍ぶりの佐藤輝明に虎党の笑いはとまらない

 新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって各地で無観客での試合が強いられているなかで、日本を勇気づけるために選手が一丸となって激戦を見せている2021年のプロ野球。  そんななかで例年以上に両リーグとも新人選手の活躍が目立っている。外国人選手ばりのパワーでホームランを量産する阪神タイガースの佐藤輝明ばかりに注目が集まっているが、他球団にも未来のプロ野球を担っていくこと間違いなしのプレイヤーが続々登場。今回はそんな新人選手たちを紹介していく。

横浜スタジアムの場外へ飛ばしたスラッガー。阪神・佐藤輝明

 まずは、早くも4番に抜擢されて5月7日には新人最速で10本塁打を放っている怪物スラッガー・阪神タイガースの佐藤輝明を外すわけにはいかないだろう。  柔道家の父を持ち、近畿大学時代には二岡智宏(元・巨人ほか)が持つ関西学生野球リーグのリーグ戦通算本塁打記録を更新する14本塁打を放って鳴り物入りで入団。187センチ94キロのどっしりとした体格に威圧感のある打撃フォームは新人離れしており、マスコミの話題を独り占め。  開幕を迎えると、2戦目に初安打がホームランという離れ業をマーク。4月9日の横浜DeNA戦では横浜スタジアムの場外に消える推定140メートルの特大弾を放ち、実況アナに「横浜スタジアムは佐藤輝明には小さすぎた」と言わしめるほど。さらに、大野雄大(中日)や野村祐輔(広島)といった各チームのエースからも一発を放つなど、そのパワフルさを遺憾なく発揮している。粗削りゆえまだまだ三振も多いが、球界を代表するスラッガーになる日も近いだろう。
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天性の才能を秘めた牧秀悟と即戦力の早川隆久
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テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

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