メンズファッションバイヤー＆ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第328回目をよろしくお願いします。 「ユニクロのショートパンツって多すぎて、どれを買えばいいかわからない！」 　そんな人のために今回はユニクロの全短パンのなかから3つのマストバイを紹介します！ 　それぞれ特徴があるので、ぜひ最後まで読んでみてください。あなたに合うショートパンツがきっとあるはずです！ ・ナイロンギアショートパンツ　1990円 ＜Lサイズ採寸＞ 裾幅30cm 股上29cm 股下20.5cm 　ユニクロのショートパンツ全ラインナップの中でも裾幅はトップクラスに広く、丈はかなり短め。この「裾幅広・短丈」のバランスがショートパンツでは肝心なのです。 　まず裾幅ですが、細いと脚が太く見え、太いと脚が細く見える効果があります。これは’90年代に流行ったルーズソックスを思い出してもらえれば理解できるはず。 　なぜJKの間でルーズソックスが流行ったのか……それはボリュームのある靴下のおかげで対比により脚が細く見えるから。ショートパンツも同じことで、裾が広ければ脚はスラリと細く見えるのです。 　もちろん華奢な人の場合はさほど意識しなくてもいいことですが、多くの日本人は脚が太く短いはず(無論私含めて)。 　農耕民族の特徴うんぬんなど諸説あり、理由は定かではありませんが、確かに海外の方と比べると日本人は脚が太い。 　欧米人は上半身の体躯はあれほどイカついのに、下半身はすらりと細くカモシカのよう。だから彼らは短パンがあんなにもスタイリッシュに似合うのです。 　そこで、我々日本人も視覚効果をうまく利用して、欧米人ライクに短パンを美しくはくためには「裾幅広め」がおすすめというわけ。