ダイソーの木材をウッドバーニング。手作りの暑中見舞いは届くのか?
衣食住にまつわる商品がなんでも揃う100円ショップのダイソーでおうち時間を充実させるのにぴったりのものを見つけてしまった。ハンダごて(税込550円)である。電気部品などをハンダ付けするための道具だが、実はウッドバーニング(※木材を焦がして作るアート)のDIYにも使えるのだ。
というわけで、今回はウッドバーニングに挑戦である。その素材として使う板木材、バンブートレイ、コルクコースター(各税込110円)もいっしょに購入した。
ハンダごてから伸びるプラグをコンセントに差し込む。これでこて先が徐々に熱くなっていくのだが、十分に熱くなるまで少し時間がかかりそうなので、この間に木材に鉛筆で下絵を描いていくことにした。
まずはバンブートレイから。なにを描こう? まあ、適当に顔でも描いておくか。それを描き終えた頃にはハンダごてもすっかり熱しきっていた。手を少し近づけだけで熱気がひしひしと伝わってくる。取扱説明書によると、300℃以上の高温になっているらしい。触れたら間違いなく大火傷である。
ハンダごての持ち手を握ってこて先で鉛筆の下絵をなぞっていった。これが意外と難しい。ゆっくり動かさないと焦げ目が付かないうえ、持ち手からこて先の先端まで約10センチも離れているためなかなか思うように先端を動かせないのだ。こて先に少しでも触れたら大火傷というスリルも相まってかなり緊張感に溢れる作業になった。
次にコルクコースターである。これには僕の好きなブルース・リーの名言を書くことにした。文字を書くだけなら下書きは必要なそうなので、いきなりハンダごてで書いていく。ほんのりと焦げる匂いが漂ってくる。コルクはバンブーと違ってすぐに焦げ目が付くので比較的書きやすい。初心者にはおすすめの素材かもしれない。
それにしても、こうしてハンダごてを握るのなんて中学の技術の授業でなにかの電気部品をハンダ付けしたとき以来である。その後、なにかをハンダ付けしなくてはならない状況になることもなく、もう二度とハンダごてを握ることはないと思っていた。が、今こうしてハンダ付けではなくウッドバーニングのためにハンダごてを握っているのだから人生はまったくわからないものである。
550円のハンダごてを使ってウッドバーニングに挑戦
緊張感に溢れる作業
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バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeチャンネル「ていじの世界散歩」。100均グッズ研究家。
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