スキレットは食材を置いても温度が下がらないので均一にムラなく火を通すことができるというのがいちばんのメリットだ。また、保温性にも優れている。そこでホットサンドの次に作りたかったのがアヒージョである。 　その保温性のおかげでスキレットのままテーブルに出せばいつまでもアツアツの状態のまま食べることができるし、見た目にもおしゃれだ。それにダイソーのスキレットは1人前のアヒージョを作るのにちょうどいいサイズなのである。その材料となる100mlのオリーブオイルと燻製牡蠣のオイル漬けの缶詰（どちらも税込108円）もダイソーで買ってあった。 　スキレットにオリーブオイル、みじん切りにしたにんにく1片と鷹の爪1本、薄切りにしたマッシュルーム、牡蠣、塩少々を入れて弱火にかける。そしてオイルがぐつぐつと煮立ってきたら完成である。 　こんなに簡単な料理なのにとてつもなく美味しい。オリーブオイルににんにくと鷹の爪、牡蠣の旨味が溶け出しており、オイルなのにゴクゴクと飲めてしまう。これをパンに染み込ませて食べてもいいし、酒のつまみとしてもよさそうだ。 　ちなみに、今回使用した燻製牡蠣のオイル漬けは非常にスモーキーでそのまま食べても絶品である。これが缶にびっしりと入ってたったの108円というのだから驚きでしかない。これでパスタや炊き込みご飯などを作っても美味しくなりそうだ。 ＜取材・文・撮影／小林ていじ＞バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeチャンネル「ていじの世界散歩」。100均グッズ研究家。