トラブル③ 相手は満足してないのに自分だけすぐイッちゃいました！

　早漏、それは男性にとって永遠の悩み。女性と一緒に絶頂を迎えるのが正義ならば、早くイッてしまうことはもはや悪でしかない。賢人たちが考えるその解決法とは？ 「射精しそうになったら一度動きを止め、鼻呼吸してリラックスすることが大切。すると副交感神経が優位になって、勃起状態が続く。けっこうオススメです」 　AV業界で幾多の現場をくぐり抜けてきたムータン氏によるありがたいライフハックである。だが一方で、女性陣は「早漏でもいい」というのが共通見解のようだ。 「イキそうになったら止める、を繰り返しても女性は気持ちよくない。潔くイッてしまい、後戯でフォローしたほうがいい」とはBetsy氏。 「早くイッてしまったら『お掃除クンニ』でお返しして」（高橋氏）、「素直に『気持ちいいからすぐイッちゃった』と言われたほうがかわいげがあって、女性は嬉しいもの」（牛山氏）など、おおむね早漏には温情的。「より長い挿入を」という考えは、女性にとってはナンセンスなのかも。 ・挿入中、手をどうすればいいかわからない！ 　→「一定のテンポと振り幅でピストンするのに集中すべき。何かしたければ手を握る、髪を撫でるぐらいでOK」（Betsy氏） ・抜かずにスムーズに体位を変えられない！ 　→「騎乗位→座位→背面騎乗位→後背位→側位→正常位の順番なら、一度も抜かずに体位を移行できるはず」（ムータン氏） ・中折れしちゃって気まずいんですけど！ 　→「ヘタな言い訳はしないこと。乳首を舐めてもらう、キスやクンニなど、復活方法を事前に共有するべし」（ムータン氏） ・スローセックスで興奮できない！ 　→「無理してやる必要なし。挿入して10〜15秒じっと動かず、膣にペニスをなじませるだけでも十分です」（高橋氏） 【高橋怜奈】 東邦大学医療センター大橋病院婦人科に在籍。世界初の女医プロボクサーでもある。YouTube上で男女の体について情報を発信している 【ムータン】 鈴木一徹、月野帯人と並ぶエロメン三銃士。愛称はムーちゃん。「レンタル話聞くだけの人」としても活動している。Twitter：@muminryu 【牛山　幸】 これまで2000人以上の性の悩みに向き合ってきた。著書に『ナカイキしたい二人のためのロジカルセックス イラスト完全図解』（講談社） 【Betsy】 SEXとメタルとおむすびを愛する米食系ビッチ。女性向けハウツーAV『美谷朱里＆蓮実クレアが教える男を喜ばせるSEXメソッド』を監修 アンケート協力／リサーチプラス