ベッドの上では思わぬ緊急事態がつきもの。そんなとき、トラブルを解決してくれる110番窓口があったらいいのに……。そこで、性のプロフェッショナルたちがWEB上で駆け込み寺を開設。SEXトラブルの解決策を教えてくれた！ ＜前戯トラブル＞キス・クンニ・手マンに立ちはだかる壁をどう越える？

トラブル① いくらキスしても女性が能面顔。全然興奮してないんです！

　女性にとってキスは「心を許した証し」。AV男優で“エロメン三銃士”の一傑・ムータン氏は、キスの極意を語る。 「唇同士が触れるまでに10分くらいかけ、とにかく焦らす。これがキスの鉄則です。10分間も何をすれば？と思ってしまう人はまだまだ未熟。耳や首、おでこにキスをする、唇を指の腹で撫でるなど、やれることは無限にありますよ」 　唇をなかなか重ねてくれない、そのもどかしさが逆に女性の理性のストッパーを緩めていく。 「前戯では、軽いバードキスだけで女性は十分満たされます」と教えてくれたのは、産婦人科医の高橋怜奈氏。また、SEXコラムニストのBetsy氏も、AVのような“ベロチュー”は、ファンタジーであることを強調する。 「硬い舌で口の中や舌をかき回すキスは、女性を興ざめさせてしまいます。キスは唇で唇を愛撫し合うものと心得ましょう。また、キスの最中も常に体を密着させて、肩から背中、腰からお尻へと手のひらで愛撫する“ながらキス”に、女性は興奮を覚えます」

トラブル② マン臭がきつすぎてクンニしたくてもできません！

　想定外の“マン臭事変”は多くの男性が経験。そんなときは「プレイのフリをして対処を」とは、Betsy氏。 「お風呂プレイに誘って体を洗いっこしましょう。女性は大陰唇と小陰唇の間、クリトリスと皮の間に垢が溜まりやすいので、愛撫のフリをしてそっと洗ってあげて。ただし、膣内は自浄作用で酸性に保たれているので、石鹸の泡がついたまま指入れはしないように」 　そこまで機転が利かなくても、ムータン氏は「口呼吸のみでクンニすれば乗り切れます」と急場を凌ぐ方法を提案する。だが、長期的な関係を望む相手なら、体の不調を心配するのが優しさとも。 「ヨーグルトやチーズなど乳製品の匂いがするなら、たまたまその日のコンディションのせいだと考えられますが、漁港のような生臭い匂いがするときは、病気の可能性を疑ったほうがいいです」 　とはいえ、「なんか臭いね」とは口が裂けても言えない。SEXトラブルに詳しい恋愛コンサルタント・牛山幸氏は、女性にそれとなく伝える方法をこう提案する。 「『いつもの匂いのほうが好き』と普段を肯定したり、『俺のチンコ臭くない？』と矛先をすり替えるなどして、自分のマン臭を女性に気づかせるのが紳士です」 　間違ってもプレイ中に“クサっ”と顔をそむけないように。