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元乃木坂46伊藤万理華、“ネガティブだった”時期を経て見つけた「大事なこと」

薬味を刻んでいて指ごとザックリ!

伊藤万理華――確かにハダシは好きなこと以外目に入らない子ですが、伊藤さん自身はしっかりして、ドジっ子エピソードとは真逆に見えます。 伊藤:たくさんありますよ。私、薬味鍋が大好きでよく作るんですが、ネギとかみょうが、ショウガ、大葉なんかをいっぱい刻んで、ポン酢ソースを作って、豚肉をしゃぶしゃぶして食べるんです。ある日、すんごくお腹が空いていて、でも頑張って薬味を黙々と刻んでたんです。切れ味のいい包丁なのに油断して、指と爪を一気に切っちゃって。えぐれる感じで。 ――うわぁ。 伊藤:結局、指は自然治癒で復活したんですけど、家に包帯がなかったので、置いてあった風呂敷を切ってぐるぐる巻いて、でもどうしてもお腹が空いていたので、残りの薬味もどうにか全部刻んで、鍋を食べました。血が出ている片手をあげて、風呂敷でぐるぐる巻きになった親指でグッドポーズをしながら、ひとりで味わいました。ここ数年で、一番苦労した、一番恥ずかしいエピソードです。あはは!

小学生の頃からの強いこだわり

サマーフィルム――治癒して良かったです。ハダシは映画制作に燃えていますが、伊藤さんも女優業をはじめ、絵や漫画など創作の仕事をしています。ご両親もクリエイターですね。 伊藤:家にはデザイン誌や映画のDVDがたくさんあったり、インテリアが可愛かったりと、それが当たり前の環境でした。私も小さなころから絵を描いていました。昔からノートとペンは必需品でした。あと、たとえば筆箱を開いたときに、中に並んでいるペンや机の上のノート、全部含めてビジュアルとしてバランスが良くないとイヤでした。 ――全体の組み合わせを? 可愛いペンを見つけたから単体で買うのではなく? 伊藤:バランスでした。ノートもまっさらなままのものがよくて、やたらと集めてました。自分の持ち物には小学生の頃からこだわりがありました。だから部屋にはモノが溢れてます。母親の影響で集め始めたニコちゃんマークのグッズを、棚の上にズラっと揃えて置いたり、それぞれの置き場所があったりします。
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