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1人焼肉ブームを生んだ「焼肉ライク」急成長のワケを社長に聞いた

焼肉はフランチャイズに適した業態

ライク

呼ばれたらお肉をピックアップ。訪問時はすでに満席に近かった

 また、FC店も含めると69店舗を展開している(取材時8月時点)。直営が6店舗に比べてFCが63店舗と、圧倒的に割合が多いが、どのような経営方針なのだろうか。 「スピードを持って全国に展開していくのを重要視しています。調理がなく、工場から運送される肉を盛り付けるだけの焼肉はFCにもっとも適した業態です。タッチパネル注文やセルフレジでオートメーション化として進んでいて、異業種からの参入も非常に多いです」  FC希望は予想以上のようで「およそ200人から応募があり、地方でやりたいと言っていただけるのですが、今はなかなか物件がない状態です」とのこと。

コロナ禍でも十分に戦える

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太陽が眩しいなか、撮影の要望に答えてくれた有村氏

 物件が見つからないとはいえ、変わらず月に3~4店舗は出店している。とはいえ、コロナ禍で売上はどう変わったのかだ。 「売上自体は変わらないのです。ただ、営業時間が短くなったり、アルコールが出せなかったりするので、その点は痛手でありますが、逆に個食や非接触というコンセプトもあるのでそこまでマイナスではありません。お客様などにも『時代にマッチしているね』とよく言われます」
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テイクアウト・デリバリーメニューも豊富(画像提供:株式会社焼肉ライク)

 最後に、今後はどのような展開にして行きたいのかを聞いてみたところ「今後は具体的な数値目標を掲げていませんが、ファストフードの牛丼屋さんなどは1000店舗以上あるので、そこくらいまで行けば良いかなと思っています」と回答。 「繁華街に日本全国に出して行くことを続けながら、多くの人に気軽に楽しんでもらえるという意味でロードサイド店舗と、住宅街やマイナーな駅にも出せるようなパッケージを作っています。2021~2022年にかけて、さらに出店していけば、さらにスピードを早められて、よりたくさんの人に利用していただけるかなと思っています」  大阪だと駅構内に焼肉ライクがあり、乗り換えの際に利用するお客さんもいるとか。20~30代を中心に「牛丼かラーメンかライク」という選択肢も増えているとのこと。ファストフード界に強力なライバルがあらわれたことは間違いない。 <取材・文・撮影/大川藍> ※bizSPA!フレッシュより
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