スポーツ

将棋の藤井聡太、超早指し棋戦でもブレない“規格外の終盤力”

超早指し棋戦ならではの迫力の応酬、スピード感

表彰式

表彰式での藤井三冠。会場観戦のファンにお辞儀しながら見送る姿が印象的だった

 大勢の観客が見つめるなかの公開対局。超早指しの本棋戦で、持ち前のスピード感あふれる寄せを披露した藤井将棋は、現場を訪れた地元ファンを魅了した。  藤井三冠は一局を振り返り「角換わり腰掛け銀の先手番で、9筋の位を取る形になりました。44手目△9二香は先手が角を手放したら、△9四歩▲同歩 △9一飛を狙った手です。そこで▲6九玉としたのですが、その瞬間自陣が不安定で後手の攻めを誘発してしまったかなと。後手からは△8四角や△7五角の筋など、いろいろ手があります。ただ飛車を取れば▲9一飛がありますから、飛車を狙うことで手応えはありました。決勝の東京大会は多くの方に見ていただけますので、集中して思い切りよく指したいです。豊島JT杯覇者には 早指し戦では勝っていませんので、いい状態で臨まないといけませんね」と語った。

決勝戦は11月21日の東京大会

こども大会低学年

同日朝からこども大会も開催。こちらは低学年の部の決勝戦。「和服は着づらいです」というかわいらしいコメントに会場から笑いがこぼれた

こども大会高学年

高学年の部。数百人のちびっこ棋士の頂点に立った二人が熱戦を繰り広げた。二人とも将来の夢はプロ棋士。将来が楽しみだ。

 注目の豊島将之JT杯覇者と藤井聡太三冠の決勝戦は11月21日に行われる。現在進行中(11月8日現在)の竜王戦七番勝負はもちろん、数々のタイトル戦で番勝負を戦っている二人が、この超早指しの棋戦でどんな戦いを繰り広げるのか。興味はつきない。 文/日刊SPA!取材班
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