人生において大きな買い物といえば、やはり住宅や車ですよね。私は最近、中古のフェラーリを3300万円くらいで購入しました。車を買うときも必ず最大許容損失額を想定しています。 　私が想定しているのは2～3年乗ったとき、フェラーリの価値がいくらになるのか。また、最悪のケースとして大きな事故で廃車状態になり、修理して中古市場に出したとき、どれくらい価値が落ちているのか。こういったリスクも想定したうえで許容できるのであれば買ってもいいと判断します。 　ビジネスにおいても投資においても、単に表面的な部分だけで判断したり、感情だけで行動してしまうのではなく、どこにどんなリスクが潜んでいて、そのチャレンジに失敗したとき、どれだけの損失が出るのかを想定して、自分の許容できる範囲内であれば決断して行動に移すようにしています。 　こういった考え方は、FXで身についたものです。株でもFXでも仮想通貨でも同じで、この後どれくらい下がるか、その際の最大の損失額はいくらか、そしてその損失額を受け入れることができるのか。これが「最大許容損失額」を想定した基本的な考え方です。 　一方、そのリスクに対して投資やビジネスでどれくらい儲かる可能性があるのか。損失額と利益額の比率が「リスクリワード」という考え方で、常に「損小利大」となるように心がけています。 　このような投資から学べる考え方を人生においてもビジネスにおいても落とし込めるようになると、今後の人生でものすごく生きてくると思います。そういう視点でFXをはじめとする投資を学ぶのも、とても意義のあることだと思っています。 　最後になりますが、世の中には9割の行動しない人間と1割の行動する人間がいます。行動なくして成功などありえません。どんな人生を送るのか、決めるのは自分自身です。実際に一歩を踏み出せば、“9割”から抜け出すのは案外簡単だとわかるはずです。できると思い続ければ、どんな難関も必ず乗り越えられる。一度きりの人生、私はもう一つ上のステージを目指して、これからもまだまだ走り続けるつもりです。