脚本家にも意見を伺ってみた。恋愛ドラマを多く手掛ける女性脚本家のC氏は、21歳の若手女優の名前を挙げた。 「現在は映画を中心に活躍している河合優実さん。2021年ブレイクした伊藤沙莉さんのようにジワジワと人気に火が付きそうな気がします。 『佐々木、イン、マイマイン』や『サマーフィルムにのって』、『由宇子の天秤』といった評価の高かった映画に立て続けに出演しているのですが、見終わった後に“同じ女優さんだったの？”と疑うほど、作品ごとに役柄の印象をガラリと変えることのできるカメレオン女優。あどけないルックスも魅力的ですし、テレビドラマでも活躍して売れてほしい」 　C氏曰く「彼女をキャスティングしたいと言っているプロデューサーやスタッフさんも多い」とのことで、スクリーンを飛び出してテレビドラマで活躍する日も近いだろう。 　地上波の“ドラマ離れ”が進みつつも、その一方で国内外のネットコンテンツが盛り上がりを見せているドラマ業界。業界関係者たちが挙げた逸材俳優たちが、混沌とするドラマ業界にさらなる新風を吹き込んでくれるはずだ。 取材・文／木田トウセイテレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。