恋愛・結婚

ストーカー化した理想の“彼女候補“。「やり逃げする気かよ」と言われて不眠症に

連絡を絶とうとしたものの…

落ち込む その後、彼女は勤務があるため帰宅。ひとりになった梶谷さんは改めて心底怖くなったといいます。 「有無を言わせぬ様子で将来の話を語るのも怖かったですし、子供みたいに泣き叫ぶ様子も異様でした。彼女は『デザイナーならどこでも働ける』『探すのに時間がかかった』と言っていて、色々と計算づくで僕に近づいたみたいでした」  とてもまた会う気にはなれなかった梶谷さんは、彼女との連絡を断つことにします。 「『もう会えない』とメッセージを送って、それっきりにするつもりだったんですが、彼女からのメッセージは止まりませんでした。最初のうちは『仕事忙しいの?』とか普通の様子でしたが、次第に『やり逃げする気かよ』とキツい言葉に。そのうちに罵詈雑言のメッセージを送ってくるようになり、アプリもLINEもブロックしてしまいました」

彼女がストーカー化してしまう

 既読が付かないことに焦りを感じたのか、彼女は次の手段に出ました。 「なんと家に来るようになったんです。恐らく出勤の前後だと思いますが、彼女は看護師で勤務時間は不規則なので昼夜を問わずという感じでした。何度も、何度もインターホンを鳴らされました」  あまりにもしつこい彼女に業を煮やした梶谷さんは、思い切って彼女と話すことにします。 「結婚する気はないことを理解させないとダメだと思ったんですが、完全に逆効果でした。マンション近くの公園で話したんですが、例のごとく罵声を浴びせられることになって、会話が通じる感じではありませんでした。追いかけてくる彼女から逃げるようにその場を後にするしかなくて、その後も彼女は毎日のように家にやってきました」
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インターホンのチャイムは恐怖だった
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