カーライフ

首都高ルーレット族はどこからきてどこへ消える? ナゾの生態を解説

何のために“周回”するのか

 法定速度を大幅に超える速度で一般ドライバーの合間を縫うように走る悪質ルーレット族は、そもそも何が楽しくて違法走行を繰り返すのでしょうか。  運転中は、周りの人に怒られたり注意されたりなど関与されることが少ないため、どうしても自分勝手な考えや行動をしてしまいがちで、一般ドライバーの迷惑になろうが、危険な目に合わせようが、「知ったことがない」という思考があるように思います。  それは、とにかく出せるだけのスピードを出して、不要な車線変更を何度も行う、いわゆる蛇行運転をしていることからもわかります。  深夜早朝によくみかけるのは比較的交通量が少なく、首都高をレーシングのようにスピードを出しながらくねくね運転することができるからなのです。

ルーレット族は撲滅されないのか?

 危険極まりないルーレット族にはなるべく会いたくないところですが、どうしても深夜早朝に首都高を利用しないといけない時もありますし、深夜早朝の時間帯でなくても、ルーレット族に出くわす可能性があります、その際はどうすればいいのか。  とにかく、ルーレット族が通りすぎるまで余計な車線変更などせず、交通の迷惑にならないギリギリの速度まで減速して、おとなしくしていることです。いわゆる、やり過ごすという表現が近いのかもしれませんが、ルーレット族がきたからといって、こちらが慌てて操作しまうと彼らも慌ててしまうため、なるべく落ちついて対応することが肝心なのです。  ルーレット族への対策として、警視庁や首都高ではさまざま政策が実施されております。主なところでは ①警察によるルーレット族の取り締まり巡回 ②オービス設置増加による、速度超過の取り締まり強化 ③夜間のパーキングエリアの閉鎖  さらに、夜間に首都高を走行していると電光掲示板に「ルーレット族取り締まり強化中」などという表示をみかけることもあり、ルーレット族撲滅にむけてさまざまな対策が行われていることがみうけられます。それでも、ルーレット族に出会ってしまう時があります。その際は、なるべく被害を受けないように、できる限り避けて運転するように心がけたいところです。<文/のっぴー>
山梨出身の東京在住、運転歴13年で車の運転を愛してやまないドライブロガー。1年のほぼ毎日運転していて、年間走行走行距離は約6万km。自分がいままで運転で得た知識や経験を発信することにより、実用的で効果のある運転方法やドライブプランをお伝えするというコンセプトのもと、「のっぴードライブログ」を運営。ツイッター@noppy611224
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ