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盗聴器、スパイツールは誰でも買うことができる…スマホ時代の予防策

物理的にジャミングする方法

AirGuardによるスキャン画面。顔に見つけたキーファインダーもしっかりと記録される

 美術館や映画館、病院やコンサート会場などでスマートフォンが圏外になった事があるという人もいるでしょう。これらの場所では、意図的に圏外になる通信機能抑止装置を設置している場合もあります。  この装置は折りたたみ携帯電話の時代から存在しており、「携帯ジャマー」の名称でも売られており、聞いたことがあるという人もいるかも知れません。携帯ジャマーから出る妨害電波により、物理的に遮断してしまうというわけです。  ただし、設置に関しては電波法により、無線局免許や無線従事者の配置など一定の条件が必要となり、一般人は気軽に使うことは出来ません。ですが、大手通販サイトなどでは微弱電波なので電波法に触れないなどの名目で堂々と販売されていたりするので一般の人でも購入して使う事ができてしまうのですが…。

誰もが通販で購入できてしまう

大手通販サイトでは数万円程度で販売されているが…

 一昔前は、秋葉原などでごく限られた人のみが購入できた盗聴器やキーファインダーなどのいわゆるスパイツール。今ではだれでも簡単に通販で購入できてしまう世の中です。  見慣れないものを見つけてパニックになる前に、あらかじめ専門サイトなどでどういった製品が売られているのかを見ておき、予習しておくのもいいかもしれません。<文/板倉正道>
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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