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ゴルフのハンドファーストはボールではなくマットを叩いて身につける/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数37万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson18 正しいインパクトであるハンドファーストの身につけ方

【前回】⇒Lesson17  本来、平均的な体力の男性であれば、ドライバーで250ヤードは難なく飛ばせます。ところが、多くのゴルファーは200~220ヤードが精いっぱい。その原因はインパクトでボールに余すことなくパワーを伝えられていないから。ここまでテイクバックについてしつこく解説してきましたが、そろそろインパクトの大切さを語りましょう。正しいインパクトをしてもヘッドが当たり負けをしていては250ヤードは飛ばせません。

ボールではなくマットを力強く打つ

 正しいインパクトを体感するために、僕がレッスンの生徒さんや指導するプロにやってもらうドリルがあります。練習場のマットの端っこの角を、アイアンで思いっきり叩くんです。 誰も知らなかったゴルフの真実 ボールに当てようとするのではなく、重いマットを力いっぱい叩いて飛ばそうとすれば、自然と手元がヘッドよりも先行したハンドファーストの形になりませんか? 頭もボールの後方に残った体勢になります。こうした姿勢じゃないと、力強く押し込めないからです。 誰も知らなかったゴルフの真実 もしヘッドが手元より先行して、頭や上体が目標方向に突っ込んだら、強く叩けません。 誰も知らなかったゴルフの真実
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インパクトはゴルフスイングのゴール
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みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!

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