更新日:2024年06月23日 09:34
スポーツ

三觜喜一プロが語る「ティショットは真ん中を狙って打たない」がゴルフ上達の理由

ゴルフシーズンを迎え、今年こそはスコアアップを目指したいと願うゴルファーも多いはずだ。そうした数多くのゴルファーの悩みに答え、絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。著書『ゴルフの思考法』の中でも「スコアは打つ前に9割決まる!」と豪語する、その理由とは? 今回は即実践できるラウンド術、なかでもティーショットのマネジメントについて話を聞いた。 (以下は『ゴルフの思考法』より抜粋)
三觜喜一プロのティショット編

著書『ゴルフの思考法』でスコアアップに繋がるコースマネジメントを解説する三觜喜一プロ

フェアウェイを真ん中から左右二面に分割する

ティイングエリアからどこに打つかを考えたとき「とにかく真ん中、フェアウェイに向かって打つ」と考えていませんか。そのとき、考えるのは「真ん中に」ではありません。ティーショットの考え方としては、まずフェアウェイを真ん中から左右2つの面に分割。どちらの面に打つべきか、なのです。 たとえば、私が打ちたいと思った右面に池があって、池を越すにはキャリーで230ヤード必要だとします。若い頃には目にも入らなかったハザードですが、年齢とともに体にガタがきている今はそういうわけにもいきません。 キャリーで230ヤード必要だと、アゲンストの風がきたら越せませんから、右面には打たない選択をします。風がフォローなら頑張って振り、高い球が出れば越せますが、ライナー性の打球になったら、つかまる可能性も高い。いずれにしてもリスクを負うので、よほど好調で体が動いていない限り、このケースではリスクの少ないフェアウェイの左面を狙って打ちます。 これがいわゆる〝ライン取り〟のマネジメントで、プロをコーチする場合でもティショットの基本になります。 当然ながら個々の飛距離によってライン取りは変わります。短い右ドッグレッグのホールなら、飛ばし屋はショートカットを狙って右のライン、飛ばない人なら左のラインというように、真逆のライン取りになるわけです。
次のページ
狙った面に打てれば林に入ってもミスではない
1
2
みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

ゴルフの思考法ゴルフの思考法

スコアは打つ前に9割決まる!


誰も知らなかったゴルフの教科書即実践できるドリルBOOK付き 誰も知らなかったゴルフの教科書

YouTubeチャンネル登録者数40万人「MITSUHASHITV」が大人気のティーチングプロ、三觜喜一の集大成



【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ