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『チーズはどこへ消えた?』410万部の“百刷本”が、コロナでまた大売れのワケ

チーズは、自分が人生で追い求めるもの

 この物語の主眼になる「チーズ」は、わたしたちそれぞれが人生で追いもとめるものを象徴している。仕事のうえでの成功であったり、家族の幸せであったり、財産であったり、健康であったり、はたまた恋愛であったり……読む人が、それぞれ自分の立場に引き寄せて考えることができる。 『チーズはどこへ消えた』 また、この物語の発端になるのは、その「チーズ」が突然消えてしまうというシチュエーションだ。安定していると思ったものが、急に失われてしまうという変化は、人生で起こりがち。だれの身にも降りかかるそんな変化に、どのように対処していくか。この物語では、そんな普遍的なテーマが語られているのだ。

ひたすら悩むか、踏み出すか

 そして、小人たちの反応がストーリーの本筋だ。主人公となる小人は、ひたすら悩む。そのなかで、自分が置かれた状況を見つめ、あらためて把握しなおし、これまでのことを点検し、そして進むべき道を見いだし、そこへ踏みだしていくのだ。この本を読むのは、彼の考えかたの変化をともに体験することであり、小人とともに自分の意識が変わっていくのを実感することができるのだ。  こうしてみると、いままた『チーズはどこへ消えた?』が人びとに読まれているのも理解できるのではないだろうか。
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コロナで売上スピードが倍に
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迷路の外には何がある?――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語

スペンサー・ジョンソン著。日本で400万部、全世界で累計2800万部突破の大ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』の続編。閉塞した状況を打破し、人生と仕事の変化に適応する道を示す

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