奨学金を借りて良かったか？という質問には「良かったと思います」と答えた。 「18〜22歳の1万円と社会人の1万円は全然価値が違うので。奨学金のおかげで大学時代遊べましたし、感謝しています」 鈴木さんの場合は無利子の第一種を借りているうえ、額もそれほど多くはないことが理由となってかそれほど返済に苦しんでいる様子は見受けられなかった。 奨学金はどうしても悲観的な側面が語られがちだが、何も全員がそうではないのだ。 取材・文／火野雪穂 浪費癖が直らない編集兼ライター