更新日:2012年04月12日 18:39

【セクシーパブMC】意外と古風な伝統芸能の中身

大学生の新卒内定率がどん底といわれる昨今。しかし、アングラ業界は今も、高収入で人材不足が続いている。どうやったら就職できるのか? いくら稼げるのか? そんなギリギリな仕事の秘密に迫る。思わぬ天職が舞い込むか、それとも捕まって塀の中か…… 究極の就職案内がここにある! 【セクシーパブMC】 平均月収   35万円 危険度    ★★ 就職難易度 ★★
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 地元の先輩からの誘いでフリーターから水商売の世界に転身した吉兼氏(30)はショータイム時、流行の曲に合わせて「おっぱいイヤホ~イ♪」などとマイクで歌い、客を盛り上げるセクキャバMCを務めて10年目になるベテランだ。 「社員としてセクキャバを運営するこの会社に入社し、ホール業務などの段階を経てからMCの仕事に就きました。ボーカル担当のメインMC、間の手を入れるサブMCとあり、店では花形の仕事。役職としては店長の次くらいに偉い立場ですね」  社員は月給25万円からスタートして、メインMCになると35万円。そのほか、役職手当や業績手当がプラスされる。 「MCは営業後に週2回、1回2時間程度の練習をします。みんなで考えて作った歌を、経験豊富なメインMCが、新人に伝えていくのがウチの伝統。個人差はありますが、メインMCになるには約1年の修業期間が必要ですね。自分のマイクで盛り上がったり、客入りが増えたりすると、それが業績手当として跳ね返ってくるのでやりがいはあります」  ちなみにメインMCで実績を残せば店長、新店のオーナーに抜擢されることもあり、マイク一本でのし上がれる世界なのだ。 イラスト/石井匡人 ― 高収入[アングラ稼業]就職案内【5】 ―
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