ヤクザ専門の葬儀屋!? 【特殊葬儀社】とは?

大学生の新卒内定率がどん底といわれる昨今。しかし、アングラ業界は今も、高収入で人材不足が続いている。どうやったら就職できるのか? いくら稼げるのか? そんなギリギリな仕事の秘密に迫る。思わぬ天職が舞い込むか、それとも捕まって塀の中か…… 究極の就職案内がここにある! 【特殊葬儀社】 平均月収   初任給30万円 危険度     就職難易度 ★★★
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『おくりびと』のブームで一躍注目を浴びた葬儀業界だが、人の死にまつわることゆえにまだまだ知られていないことも多い。中部地方で葬儀業界にかかわる、永井和夫氏(仮名・44歳)に話を聞いた。 「葬式ってみんな同じと思ってるでしょうが、実は違います。宗教や宗派の違い程度なら問題ありませんが、社葬など大きな会場を借りなければならない葬儀などは専門の業者の仕事です。また、その中でもさらに”特殊な葬儀”もあります」  永井氏の言う”特殊な葬儀”とは、いわゆる暴力団などの葬儀のことである。 「義理事と呼ばれ、一般の葬儀とはかなり異なった葬儀を行います。例えば、花に家紋を入れたり、会場の仕切り方、警察とのやり取りなど、普通の葬儀にはないことが多くあります。こうしたノウハウを持った専門の業者がいるのです」  暴力団から葬儀の話を持ち込まれた一般の業者は、自社で執り行えないのでこうした専門業者へと再発注するのだという。 「もちろん、専門業者であっても普通の葬儀も執り行います。暴力団の葬儀はあくまでもオプションとして……ですね」  こうしたオプションが多い業者は業界内でも重宝され、地方に出張するケースもあるという。 イラスト/石井匡人 ― 高収入[アングラ稼業]就職案内【3】 ―
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