更新日:2023年08月30日 20:31
エンタメ

木下優樹菜、止まない誹謗中傷に苦しみ「『消えちゃおうかな…』と思う瞬間も」

「この人たちは、何を知っているんだろう?」って

木下優樹菜──本人そのものより、世間のよしとするイメージで見られてしまうのが、芸能人の宿命かもしれません。 木下:でも、私は昔から言いたいことはそのまま言ってたし、逆に思ってもないことを言うのは無理。そこが“みんなのユッキーナ”として親しんでもらえた理由だとも思ってました。ただ、そういうスタンスで、3年前に自分の軽率な考えをすごく悪い表現、間違った言葉で、送りつけてしまった。それは絶対にいけないことだし、とても反省しています。 ──実の姉のトラブルということで、感情的になったとしても、あまりにも乱暴すぎました。一方、木下さんが芸能界を引退し、昨年10月にいわゆる“タピオカ騒動”の判決が出てからも、木下さんへの人格否定のようなコメントは根強くあります。いまだに誹謗中傷はありますか? 木下:めっちゃあります。「見ないほうがいいよ」と言われるけど、やっぱり見ちゃうし、聞いちゃう。個人的に、無視するとかできないタチなのもあるけれど。最近だと、娘と彼(恋人のJリーガー・三幸秀稔氏)と一緒にバーベキューに行ったYouTubeに、「子どもがかわいそう」とか。実際は娘のほうが彼と仲良くて、私がやきもちを焼くくらいなのに、「この人たちは、何を知っているんだろう?」って。

叩くことで共感する人々。「最後には人、殺せるよ」

木下優樹菜木下:正直、こんな私でも「消えちゃおうかな……」と思う瞬間もあるんです。普段、家族や友人といるときは大丈夫でも、夜中にふと「お前が生きていると、いろんな人に迷惑がかかる。お前は存在すべきじゃない」ってコメントを見たり、思い出して、「ああ、そうだよね。私なんて、いないほうがいいよね」って、心が持っていかれそうになることもあります。そういうとき、娘たちの寝顔を見て「生きないと!」って踏みとどまれたけど、心がポキッて折れちゃうのも、リアルに想像がついてしまう。 ──“炎上狙い”の記事も、いまだに少なくありません。 木下:すごくチェックしてくれてますよね。叩けるなら、なんでもいいって感じの記事もあって、破局報道とか100%事実無根でびっくりします。今は一回でも「叩いていいヤツ」って認定されたら、メディアは繰り返し報道するし、それを見た人も「コイツはいくらでも叩いていい」ってなる。 それで、記事が狙い通り炎上して、私を叩くコメント、これまで何度も見たようなコメントに「いいね」をみんなでつけ合って……それはもう、私という人間とはほとんど関係ない、ただのストレス解消だったり、承認欲求を満たし合うだけの行為に見えてしまう。だから、こんなこと言えた立場じゃないかもしれないし、また炎上するのかもしれないけど、「頼むから、別のところでやって!」って思います。やってるほうは遊びかもしれないけど、最後はマジ、人を殺せるから。
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叩かれて“おいしい”なんてことない
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