更新日:2023年08月30日 20:31
エンタメ

木下優樹菜、止まない誹謗中傷に苦しみ「『消えちゃおうかな…』と思う瞬間も」

叩かれて“おいしい”なんてことない

木下優樹菜──炎上で数字を稼ごうとするメディアと「正しさ」で叩きのめす人たち。写真集のタイトル「CORRECT(正解)」は意味深長ですね。 木下:この2~3年で「正解って何だろう? 正しさって何だろう?」と、すごく考えました。もちろん自分の反省すべきところから始めて、自分なりに向き合ってきたつもりです。でも、一部のコメントには「これって自分の思う“正解”を投げつけているだけじゃない?」と思うこともありました。ただ、私がそれを口にすれば「言い訳」と叩かれる。写真集も「露出が足りない」という声があって、期待外れに感じた人もいたみたい。でも、「やらかしたヤツなんだから、全部見せろ!」というのは、“正しさ”なの? 私は30代の今できることをやったつもりだし、もしここで全部脱いだら脱いだで、「母親なのに」って叩く人もいるでしょ。 ──「有名税だ」「叩かれているうちが花」という意見もあります。 木下:本当にそう思っているなら、これだけは言わせてほしい。叩かれて“おいしい”なんてことないから! ──現在、木下さんは会社を立ち上げて、新しい恋人もいます。子どもが小さいうちはシングルマザーの恋愛のハードルは高いといわれますが、同じような境遇の人からは、どういう声が届いていますか? 木下:賛否両論です。「ユッキーナを見て、私も頑張ろうって思えた」と応援してくれる人もいれば、「チャラチャラして」と叩く人もいます。でも、それが普通だし、それでいい。ただ、私は「ママだって自分を磨いてもいい。もし支え合える恋人が欲しかったら、諦めないで一緒に頑張ろう!」というメッセージは送り続けたいと思っています。

今の私の肩書は「木下優樹菜」

木下優樹菜──恋人である三幸さんとお子さんの関係も良好に見えます。 木下:彼には真っ先に「絶対に子どもを優先する」と言いました。あと、「木下優樹菜と付き合うって、どういうことかわかってる?」とも(苦笑)。子どもの虐待とか辛いニュースも多いし、私と付き合うリスクは私自身が一番わかってるし、やっぱりそこはめちゃくちゃ慎重になりました。特に、子どもとの関係はバイブスが超大事だと思っていて、そこが合わなかったら恋愛も諦めようと覚悟していた。 まずテレビ電話から始めて、徐々に距離を縮めて、周りの人にも意見を聞いて。その結果、さっきも言ったように、今では私より娘のほうが彼と仲が良いくらい。私が学校に迎えにいくと、真っ先に「今日は、みゆたんは来ないの?」って聞かれます。もう娘と彼に感謝しかないです。 ──ゆくゆくは結婚も視野に? 木下:今は結婚とか、家族の形にこだわっていないです。「ずっと一緒にいられたらいいね」って話していて、彼も賛成してくれているので。 ──では、最後にもう一度だけ聞かせてください。木下優樹菜は、本当に“一般人”になったのですか? 木下:彼に覚悟させてる時点で、客観的には一般人でないのかもしれません……。でも、芸能事務所に所属したり、バラエティに出たりすることは、もうない。思ったことをストレートに言う私のキャラは、今は通用しないと思います。テレビに出ていた頃の“みんなのユッキーナ”には戻れない。それに芸能人って、なかなか辛い。娘の写真を勝手に撮られたので、「子どもはよしなよ」って言ったら、態度が悪いって炎上したり。 だから、あえて言うなら、今の私の肩書は「木下優樹菜」。こんな私でもやれることがあるなら、そこに全力で応えていきたい。世間から抹殺したかった木下優樹菜がしぶとく生き残ってるって、ムカつく人もいるだろうけれど、それも含めて、最終的には私の人生だから。最近、娘が「ママ、めっちゃ楽しそうだし、ママが笑ってるとハッピーだよね」と言ってくれたことが私のすべて。今はホント、そんな感じっす! 【Yukina Kinoshita】 ’87年、東京都出身。『クイズ!ヘキサゴンⅡ』(フジテレビ)などのバラエティや女性ファッション誌で活躍し、’10年にFUJIWARA・藤本敏史と結婚。2女をもうけるが、’19年に離婚。現在は自身の会社を立ち上げ、スキンケア商品などのプロデュースも行っている 撮影/E-WAX(MATT.) 取材・文/アケミン 構成/宮下浩純 スタイリング/森本裕治 ヘアメイク/COBA  衣装協力/MOUSSY LAGUA GEM EVRIS ※5/10発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』より
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週刊SPA!をはじめエンタメからビジネスまで執筆。Twitter :@AkeMin_desu

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