更新日:2022年12月16日 16:57
ライフ

福岡県の山奥に移住、外国人女性と暮らす日本人男性「月15万円あれば妻と子供を養える」

絶景をひとり占めできる露天風呂がウリ

ゲストハウス  屋根裏を活用した「忍者部屋」などもあり、宿には遊び心が盛りだくさんだ。個室利用者のみが使える露天ヒノキ風呂では、雄大な自然を眺めながら湯に浸かることができる。 ゲストハウス  コロナ以前は屋内外の土地を活用して、さまざまなアクティビティを開催していた。今は時勢を考慮し、イベント事は控えているそうだ。 「このご時世なので、たくさん人が賑わうような活動はできないですね。宿業やイベントは特に頑張らず、来てくれる人だけを受け入れています。それでも、小さくではありますが盛り上がっていますよ」  宿泊者からのクチコミは上々で、「親戚の家に来たかのような暖かみがある」「ワーケーションで来たが、絶景すぎて仕事が捗らない」といった声が寄せられている。

破天荒なオーナーの自由すぎる経営ビジョン

坂本さん まだまだ終わりの見えないコロナ禍。坂本さんは今後、どのように宿を切り盛りしていこうと考えているのだろうか。 「今年は宿をいったん人に任せて、僕自身は前代未聞のチャレンジをする予定です。お茶農家として八女茶を売りながら、歩いて日本横断の旅をします。その間、妻と子供は里帰りさせてあげようかなと。そのために今、代理オーナーを探しているところです。既に10人くらい応募が来ています。どうやって選ぼうか悩みますね(笑)」  自然あふれる環境だからこそ叶えられた、“人とのつながり”で成り立つ自由なオーナー業。お茶の行商を通じて、今度はどんな新しい風を地域に呼び込むのだろうか。坂本さんの今後の活動に注目だ。 <取材・文/倉本菜生>
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0
1
2
3
4

「天空の茶屋敷」公式ホームページ
https://www.skyteahouse.com/

2000日の海外放浪の果てにたどり着いたのは山奥の集落の一番上だった

元自衛官 × 世界一周 × 田舎移住。たどり着いたのは山奥の茶畑に囲まれた古民家……。ゲストハウス開業に踏み出し、新しい生活をスタート。“本当の豊かさ"を模索する人へ新たな人生のヒントがみつかる冒険心にあふれる物語
おすすめ記事
ハッシュタグ