カーライフ

馬力だけじゃない!普通のレヴォーグと特別なレヴォーグの違い

ドライブモードを変えた瞬間!

 街中を普通に走る限りは“R感”はない。さすがに多少の力強さは感じるが、その違いはCカップとDカップのようなもの。「DのほうがいいけどCだって十分でしょ!」というほかないレベルだ。  だが、ドライブモードを「Normal」から「Sport+」に変えた瞬間、Gカップが揺れた。「うおおおおお!」と声を上げずにいられないほど、「Sport+」に入れた“R”は速い。1.8リッターの4割増しか?
オートクラブ

ドライブモードセレクトは、あらかじめ設定された4つのモードに加えて、パワーユニットやステアリングなどの各デバイスの設定を自由にカスタマイズ可能。燃費はさておき、Sport+またはIndividual(お好み設定)を積極的に活用すべし!

 そしてCVTもイイ。XVから前期型レヴォーグになった時点で、スバルのCVTは「偏差値58から65になった」と思ったのだが、新しいこれは偏差値72。東大も狙えるだろう。 「Sport+」モードだと足も硬くなるので、個別の設定ができるモードでサスだけを安楽にし、ほかのすべてをもっともハードに設定すると、勝者の香りが漂ってきた。激烈に速いのだが劇的にコンフォートであるため、ついつい「2.4リッターの愉悦、そして“R”という卓越……」などと、マンションポエム風につぶやきたくなるのだ。  ただ、「Sport+」モードだとけっこうな勢いで燃料が減っていく。そのため、以降はおとなしい運転に終始した。すると最終的な実燃費はリッター8.5㎞に落ち着いたわけだが、私が乗っている1.8リッターより、リッター1㎞以上燃費が悪い。まあ1.8リッターにしたって決して燃費は良くないわけだが。 「でも現行型レヴォーグはレギュラーガソリンだから、大勢に影響はないか」と思いつつガソリンスタンドで燃料油キャップを開けると、そこには「無鉛プレミアム」と書かれたシールが。そ、そういえばこの2.4リッターはハイオク指定であった!

【結論!】

総額500万円超えに加え、水平対向エンジンゆえのイマイチな燃費とハイオク指定に庶民は躊躇しますが、その乗り味はまさに超絶エリート。年収1000万円を超える大手企業勤務のエリートさんにオススメします!
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