プロ野球2022“コスパ抜群”プレイヤー<セ・リーグ編>高額年俸選手より仕事してます
独立リーグから這い上がった虎のセットアッパー・湯浅京己
最後に紹介するのは、阪神タイガースのセットアッパーとしてブレークし、オールスター出場も決めた右腕・湯浅京己投手。彼の年俸は500万円ながら、ここまで中継ぎ投手として23ホールドをマークするなど、コスパ満点のプレイヤーに成長! 元々は独立リーグの富山GRNサンダーバーズに所属していた苦労人で、当時はさらに低い年俸でプレーしていたことを考えると現在の活躍ぶりは、大出世と言えるだろう。上から投げ下ろす150キロを超えるストレートは圧巻で、タイガースファンの心を鷲掴みにしている。 このように決して高額とは言えない年俸ながら、年俸以上の成績を残しているセリーグのコスパ抜群プレイヤーたちを紹介してきた。 そんな彼らも、このままフルシーズンで結果を残せば、ストーブリーグでの年俸アップは確実。コスパの良さではなく、金を払ってでもチームに必要不可欠な“三ツ星級”のハイクオリティ選手に格上げされることを期待しながら、彼らの後半戦のプレーに注目してほしい。 【キビタキビオ氏】 “炎のストップウオッチャー”の愛称で知られる野球ライター。『野球太郎』(廣済堂出版)、『がっつり!プロ野球』(日本文芸社)ほかで執筆するほか、『球辞苑』(NHK-BS1)に出演中 <取材・文/瀬戸大希>
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