更新日:2022年07月16日 16:30
エンタメ

STU48・石田千穂が語る、現ハロプロメンバーらと切磋琢磨したスクール時代の思い出

◆延期になった周年コンサートと舞台『パレード』への挑戦

DSC05158-Edit──舞台の稽古が始まったら、広島と東京を行ったり来たりの生活になるんじゃないですか。 石田:舞台の約1週間前、7月10日にSTU48の5周年コンサートがあるので、とても忙しく行ったり来たりすることになると思います。 ──稽古やレッスンが重なって、かなりヘビーな期間になりそうですね。 石田:「STU48 5周年コンサート」は、元々は5月3日におこなう予定だったのですが、新型コロナウイルスの感染状況や安全面を考えて延期になってしまって。でも、待っていていただいた分を挽回できるくらい楽しんでもらえるコンサートにしたいと思っています。STU48にとっては、会場の広島グリーンアリーナは目標にしていたステージなんです。そこに立てることが嬉しいですし、これからもずっとSTU48を見ていたいなと思ってもらえるコンサートにしたいです。 ──舞台『パレード』の方の準備は進んでいますか。 石田:実は今日の時点ではまだ稽古が始まっていないんです。登場人物が5人と少ない舞台なので、ひとりひとりのセリフもその分たくさんあって。なので、長いセリフから覚えようと、毎日お風呂で台本を見ています。 ──セリフはどれくらい入りましたか。 石田:まだまだなので……頑張ります! ──『パレード』は、吉田修一の原作小説、2010年公開の映画、2012年上演の舞台と、長く愛されている作品です。プレッシャーも大きそうですね。 石田:私はあまり小説を読む機会がなかったのですが、『パレード』に出演すると発表されてから、私のファンの方が「有名な小説だよ」「映画も小説も知っているよ」「すごい作品に出演するんだね」と教えてくださって。そんな作品に出演させていただけることがありがたくもあり、でもやっぱり心配というか、大丈夫かなっていう気持ちもまだあります。 ──そこでも、石田さんの強みであるファンの方とのコミュニケーションがあったんですね。 石田:「『パレード』観に行くよ」とか「新幹線とホテルを予約したよ」と言ってくださる方もいたんですよ。 ──広島や瀬戸内から東京まで観に来るんですもんね。もうチケットを取っておかないと。 石田:こんなに早くから楽しみにしてもらっていることがありがたいです。

◆8thシングルで開いた演技の仕事への扉

──今年は「演技のお仕事をしたい」という目標があったと聞きました。今回の舞台出演はそれが叶った形になるのかなと思うのですが。 石田:演技のお仕事をもっとしてみたいと思ったきっかけがあって、それは8thシングルの『花は誰のもの?』で、メンバー全員で30分間の「ドラマミュージックビデオ」に挑戦したことです。そのときに初めて映像での演技のお仕事をして、本当に難しかったですが達成感がありました。「こんな気持ちになれるんだ!」と感動して、またやりたいと思ったんです。  今回の舞台も楽しんで演技をしたいし、舞台が終わったらさらに「もっと演技のお仕事をやりたい!」と思えるようになりたい。それに、見てくださった方に「石田千穂の演技をもっと見たい!」と思ってもらえるように頑張りたいです。 ──初めてのドラマミュージックビデオの撮影では、どんなことが印象的でしたか。 石田:印象的だったのは……「なんか、いろんな角度から撮るやん!」って思いました(笑)。緊張感も違うし、大人の方も普段の撮影よりいっぱいいて。今回の『パレード』でも、「センターステージ」といってお客さんに360度囲まれたステージで、いろんな角度から観てもらうことになるんです。後ろ姿も見られていると思うと、神経が研ぎ澄まされます。 ──ソロでの初舞台参加で、センターステージに立つというのはすごい挑戦ですね。 石田:未知の世界です!
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