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総額100万円、整形失敗も「ネタにしないと“もったいない”」ド底辺グラドルの軌跡

笑える底辺エピソードを披露したい

吉沢さりぃ——ライターとして順調そうですが、グラドルとしてはいつまで続けるつもりでしょうか。 吉沢:数年前にグラドル引退も考えたんですが、“現役グラドル”として書くような原稿仕事もいただくので、そこは曖昧にしています。実際、いまはライター仕事のほうが圧倒的に多く、そこでグラドルの肩書きや経験が活きている感じです。  私の書いた記事がネットニュースでバズったりして、初対面の人から「“元グラドル”のライターさんですよね?」って言われることが増えましたね。いや、まだ現役なんですけど。まあ、水着を着て海で取材するとかはあるけど、もうグラドルとしてザ・グラビアみたいな王道の仕事はないんですけどね。自分で言っていて虚しくなりますが(笑)。 ——とはいえ、自分のなかでライターとグラドルのバランスをうまく取りながら仕事をしていると。 吉沢:そうですねえ。まわりからグラドルとして扱われると「ライターも頑張っているのに!」って気持ちになるけど、“元グラドル”(もう引退している)と見られたら、それはそれで寂しくて。ぶっちゃけ、グラドルを名乗ってますが、もはや、ただの“水着を着れる人”になりつつあるんですけど。たまに「ワケわからん仕事して終わってんな」とかも言われますが、いちおう自分なりに理想的な生き方はしているので。最終的には自分が“吉沢さりぃ”として、なんとなく毎日楽しめればいいやと思っています。  最近は“底辺”を自称するタレントは増えましたが、たぶん私が最初のほうだと思うんですよね。自分でも気に入っていて、便利な言葉だと感じています。底辺ならディスられても仕方ないし、褒められたら人一倍嬉しいし。だから、これからも笑える底辺エピソードを明るく披露していきたいですね。 <取材・文/伊藤綾、撮影/藤井厚年>
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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現役グラドルがカラダを張って体験してきました

現役グラドルが「他のグラドルが絶対に行かない場所」に行って本気で体験してきた渾身のルポルタージュ。業界のウラ側もちょこっとわかる、どこから読んでも退屈させない1冊。吉沢さん、ここまでやっちゃってよかったんですか……!?
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