更新日:2012年10月10日 15:10
仕事

『無縁社会』と戦うキーワードは「馴染みの店を教えて」

今年1月に高齢者の孤独死を扱ったNHKスペシャルの『無縁社会』。放送後、同世代だけでなく30代からも衝撃を受けたという声がネット上に飛び交い話題を呼んだ。孤立感を拭えない30代の人たちに打開策はあるのか? そこでSPA!は、人との繋がりを絶やさないためにとっておきの秘策を探ってみた。GWも一人という人、必読です! これで「無縁」状態を抜け出せる最新案内 「孤独だ、一人ぼっちだ」と悩んでばかりはいられない。 この不安を解消するための対策を紹介する。これを知れば、将来は、もう安泰だ!? 【案内4】行きつけの飲み屋をつくる  無縁解消の手立てのひとつに、行きつけの飲み屋をつくることがある。それには、同僚などから飲みに誘われたときに、勇気を出して一言「よく行く店に連れていってよ!」と言うことだ。  新宿・歌舞伎町にあるバー「CO2」は連日、馴染みの客の熱気で溢れている店だ。 「ウチのお客さんは、調理師、SE、編集者、経営者など、職業も年齢もバラバラ。でも常連さんも初めてのお客さんも、気さくに会話を楽しんでくれるんです」  と話すのは、オーナー店長の高橋誠さん。常連客のほとんどは、誰かの紹介で訪れたのがファーストコンタクト。しかも繋がりは店の中だけにとどまらず、仲良くなった客同士で遊びにいくことも。また、先日催した花見には、常連客とその友人・知人が約30人も集まった 「一人でいらしたお客さんでも話したそうに感じたら、まず僕が少し会話をして、同じ趣味の常連さんにさりげなく話を振り、2人の会話を繋げるお手伝いをすることもありますね。『仕事で疲れたときでも、ここに行けば誰かいる』と思ってもらえたら、嬉しいですね」  ごくたまに親しさをはき違え、無礼になる若い客もいる。しかし高橋さんが注意をする前に、年上の常連客たちが叱ってくれるとか。 「僕も若い頃、酒の飲み方や大人の常識を、行きつけのバーのマスターやママから教わりました。飲み屋の人間関係って意外と濃いし、広がっていくのだと思います」 【処方箋】 同僚に「馴染みの店を教えて」と言う勇気から始まるバー「CO(2 シーオーツー)」新宿区歌舞伎町2-13-6 メトロプラザ1ビル3F 営:21:00~翌6:00 休:日曜 電:03-3209-7187 ― 40代で[無縁予備軍]にならないための処方箋【9】 ―
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