これで「無縁」状態を抜け出せる最新案内
今年1月に高齢者の孤独死を扱ったNHKスペシャルの『無縁社会』。放送後、同世代だけでなく30代からも衝撃を受けたという声がネット上に飛び交い話題を呼んだ。孤立感を拭えない30代の人たちに打開策はあるのか? そこでSPA!は、人との繋がりを絶やさないためにとっておきの秘策を探ってみた。GWも一人という人、必読です!
これで「無縁」状態を抜け出せる最新案内
「孤独だ、一人ぼっちだ」と悩んでばかりはいられない。
この不安を解消するための対策を紹介する。これを知れば、将来は、もう安泰だ!?
【案内1】ネットを通じて人と出会う
「無縁」を感じている人々が一番心の拠りどころにしているのは、TwitterやSNSなど、ネット上のコミュニティである。しかし、その中にはバーチャルな関係にとどまらず、着実に”リアル縁”へと歩んでいる人がいるのだ。
mixiの「人見知り予備校」コミュニティなどでオフ会を主催するM氏は語る。
「おとなしい人でも、飲んでいるうちに話が弾んで最後には連絡先まで交換しています。やはりネット上の繋がりには限度がある。会って関係を築きあげることが重要だと僕は考えています」
とはいえ、初対面の人と話すオフ会に抵抗を感じる人も少なくない。「不安と孤独でつぶれそう」コミュニティの管理人・さあな氏は「時間がかかっても遠回りな方法でリアルな関係を築いていくほうがいい場合もある」と言う。
「このコミュニティでは『繋がりたい』、『友達が欲しい』との思いで利用される人もいますが、『自分は孤独だ』という叫びをどこかに吐き出したいという人も多いように感じます」
そこで、まずは不安を少しずつ埋めていくかのように、コミュ上で言葉を掛け合う。マイミクから始めて互いの日記にコメントし合う。そうしてオンラインのやりとりを重ね、徐々に友達へと発展していくケースが多いようだ。
「スカイプを呼びかけた人もいましたが反応は薄かったです。やはりいきなり直接話すのは敷居が高いんですよね。でも一方で、手紙という手段で友人関係に発展した人もいるようです。手紙は温かみがあって距離が縮まりやすい。私自身も3人と数十通もの文通を重ねてきました。mixi上では特に悩みが深そうな人と十数回にわたり長文メールを交換したことも。今ではみんな電話で気軽に話し合える仲です」
このほかにもmixiには、「■□孤独好きの淋しがりや□■」など同様なコミュニティがある。また、共通な趣味で集まったものもオススメだ。そこから、勇気を出して一歩を踏み出せば、そこにはリアルな友人が待っているのだ。
【処方箋】
ネット上から文通、電話、対面へと徐々にシフトせよ
【mixi「不安と孤独でつぶれそう」コミュニティ】
’06年から運営が始まり、4月現在で、6000人近くの参加者がいる
― 40代で[無縁予備軍]にならないための処方箋【6】 ―
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