男女の欲望が絡み合う「港区タワーマンションパーティー」の実態
港区で毎週末開催されるタワーマンションパーティー。キレイな夜景を見ながらシャンパンなど片手に男女が優雅に話をしている……、そんな情景をみなさんは思い浮かべるだろうか。
しかし、実際はそれとは大きく異なる。数人の主催者と親交があり、自らもいくつものパーティーに参加をしている漫画家でライターの桜アスナが港区タワーマンションパーティーの実態を明かす。
タワーマンションパーティーの参加費の相場は、男性は1万円ほど、女性は無料か3000円ほど。パーティーは主催者が利益を出す目的で行われているため、なるべく多くの人を招待するようだ。座る場所を探すのも一苦労するほど会場が人でいっぱいになっているパーティーが多く、コロナ禍でも全くおかまいなしに開催されている。どこのパーティーでも夜景を楽しむような雰囲気はない。
「お酒をたくさん用意して、寿司職人が寿司を握りに来ます!」などと謳って人を呼んだパーティーでも、酒は1本70円ほどの缶チューハイで寿司職人はいない……。代わりに安く用意できるパスタやスナック菓子を置いている。
また「タワーマンションの屋上テラスでバーベキューやります!」といって参加者を募ったパーティーでは、1キロ700円の固い激安肉が焼かれていたり、「30階の高層マンションです!」と案内には書かれていたのに、実は18階建てだった……という事もあった。
このように、参加者を集めたいがために送られてくるパーティーの誘いのラインには嘘が多い。それでも「出会い」を求めている人が多いからそのようなやり方でも人が集まる。
パーティーの女性参加者はマッチングアプリやクラブで声をかけて誘われる事が多い。女子大生やOLをはじめ、セクシー女優やタレントが参加していることもある。男性は普通のサラリーマンが一番多く、他には公務員、経営者、弁護士など、参加者の業種は幅広い。
ただ狭い世界なうえ、男性は毎週参加している「常連」もとても多く、毎週のようにあちらこちらのパーティーに出没している女性はすぐに男性に覚えられてしまう。なかにはマルチ商法の勧誘や愛人希望で有名になっている女性もいるため、健全なパーティーとは程遠い空気感が漂っている。
優雅とは程遠い雰囲気の会場
どんな人がパーティーに参加しているのか
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元レースクイーン。ライター兼漫画家として執筆活動の他に現役でキャバ嬢として働いており、全国屈指の有名キャバクラ「ジェントルマンズクラブ」に在籍しながらナイトワークの紹介会社の経営もしている。FRIDAYデジタルにて歌舞伎町の人々を描いた漫画「歌舞伎町やばい人図鑑」連載中。Twitter:@sakuraasuna01
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