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若月佑美「絵が難しいものになって描けない時期があった」二科展特選賞選出も苦悩の日々語る

「原点回帰」をテーマに作品を制作

 そして、「原点回帰」をテーマに、3年ぶりに出品した二科展で特選賞に辿り着いた。若月は、「10年経つと、学生の頃にふと戻りたいと思うときもあった。ただ、経験や知識を得たからこそ描ける画もある。今回は両方がいいバランスで表現できたかなと思う。そして、それが入選よりも上の特選賞をいただけて素直に嬉しかったです。これからの人生の誇りにも生きるなと思いました」と、しみじみ語った。  今回で通算9回目の入選となり、二科展デザイン部理事会で「会友推挙」も決定した。絵画部には、歌手の工藤静香や女優の岸ユキが会友として在籍するが、デザイン部としては初の快挙となる。  今後については、「個展をやりたいです! 二科展にはたくさんの絵を主品していますが、毎回1点ずつしかお見せできていない。実家には過去の作品が埋まっているので(笑)。せっかくだったら、展示できたらいいなと思いますね」と、目を輝かせた。 取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
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