――それだけ大変なものなのに、毎日投稿しているのも異常性を感じますね（笑）。 石塚：「絶対毎日やる」と決めています。僕は昭和の人間なので、やりはじめたことと決めたことはやり続けるのがポリシーですね。 ――苦労には感じないんですか？ 石塚：全くないです。ただ、遅くまでの仕事や泊まりの仕事が続くときは、前もって撮り溜めをするんですけど、1週間分やったこともあります。絵を描いて顔を塗って撮影して洗顔して、また違う絵を描いて顔を塗ってってやってたら、7個目を作ってる頃にはフラッフラになってました（笑）。 ――それでも続けている理由はなんですか？ 石塚：テレビはこちらからの発信が中心ですよね。でもインスタは向こうからの反応も返って来るのがいいですよね。絵を描くのも好きですが、それを喜んでもらえるのも嬉しいです。コメントだけじゃなくてDMが来ることもあって、古い人間なのでちゃんと返事してます。 ――すでに300以上の作品がアップされていていますが、これだけのキャラクターをよく存じですね。 石塚：今は、リクエストでやっていることが多いんですが、知らないキャラクターがほとんどですよ（笑）。 ――知らないのにやるんですか？（笑） 石塚：見たこともない漫画のキャラも、画像検索してやってます。ボボボなんとかみたいなの、意味がわからないですし。 ――タイトルさえ言えてないじゃないですか（笑） 石塚：そうですね（笑）。でも、自分より若い世代の方々がどんなものに興味を持っているかを知るきっかけにもなります。 ――これまでの作品で、思い入れの強いものはありますか？ 石塚：コアラのマーチの下の歯が出ているのは気に入っていて、今でもたまに自分で見返したりしてます。この投稿のタイミングで、平愛梨ちゃんが彼女のアカウントで僕のインスタを紹介してくれて、いいねの数も一気に増えました。 ――キャラクターだけでなく、石やオセロなどもありますし、実在の人物もいますね。個人的には、B’zが笑いました。特に松本孝弘さんは絶妙に似ていて（笑）。 石塚：僕はコスプレと呼んでいますが、伊集院くん（伊集院光）からは「コスプレじゃなくて、顔イジリですよ」と言われました（笑）。