アンチが生まれるのは、それだけ注目を集める存在になったということ。平均年齢23.5歳の8人組・ダウ90000を率いる蓮見翔がSNS上の様々な意見をポジティブに受け取ることができるのは、ある人気芸人からの金言があったからだ。 　コント番組への出演、舞台公演、冠ドラマ放送、そしてダウ90000初となる連続ドラマ『今日、ドイツ村は光らない』の配信。現在のダウ90000は、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍ぶり。 　蓮見は「もうビックリするくらい忙しくて、嬉しい悲鳴を上げています。特に今年は真夜中に台本を書かなければどうしようもないときも続いて、これでは面白くないと言われても仕方がないだろうと思ったくらい。でもそんな甘えた言い訳が通用する世界ではないことはわかっています。全部を面白いと言わせないと頑張っている意味がない！ と踏ん張ることができました」と忙殺をガソリンに奮闘中だ。 　舞台、お笑い、ドラマと創作活動のフィールドは多岐に渡る。第43回ABCお笑いグランプリでは決勝まで駒を進めた。反響や反応がリアルタイムで手に取る様にわかるSNS時代。ダウ90000の勢いが増しているのは肌で感じている。公演舞台のチケット即完も珍しくない。 　調子に乗ってもおかしくない理想的状況だが「メンバーたちには常に“何があっても調子にだけは乗るな！”と言い続けています。それは自分自身でも肝に銘じていること。目先のチヤホヤに喜ぶのはイタイ。それはいずれもっとファンが増えて大きくなる未来を予測していないということだから」とまだまだ駆け出しだと襟を正す。