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ジョブ型雇用では「若者」よりも「中年」のほうが有利になる理由/猫山課長

オッサンどもに蹂躙されないための戦略

 では、若者はどうしたらいいのか?私が思うに、2つの戦略があると思います。 戦略① オッサンに自分から近づき、指導と知見を引き出す  オッサンは指導してくれなくなりますが、教えを乞う年下はかわいく写ります。基本的に権威には弱いので、自分に権威を感じさせてくれる若手には色々教えたくなるものです。その習性を上手に利用し、指導を引き出していきましょう。 戦略②オンラインサロンなどで指導を「買う」  社内で指導を受けられなくても心配はありません。費用はかかりますがオンラインサロンなどのビジネスコミュニティーに加入し、指導を受ける方法もあります。いわゆる塾みたいなものですから、遠慮なく指導してくれることでしょう。それを成長の機会にするのです。  ジョブ型雇用を安易に求める若者は、オッサンどもに蹂躙されるでしょう。世界が変われば勝てると思うのは単なる思い上がりです。  ジョブ型雇用の世界で勝てる若者は、忌々しいオッサンと上手に付き合える者だけです。身も蓋もない話ですが、そういう人物はメンバーシップ型雇用でも勝ち組になっちゃうんですけどね。
金融機関勤務の現役課長、46歳。本業に勤しみながら「半径5mの見え方を変えるnote作家」として執筆活動を行い、SNSで人気に。所属先金融機関では社員初の副業許可をとりつけ、不動産投資の会社も経営している。noteの投稿以外に音声プラットフォーム「voicy」でも配信を開始。初著書『銀行マンの凄すぎる掟 ―クソ環境サバイバル術』が発売中。Xアカウント (@nekoyamamanager
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