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息子1人に3030万円の教育費。世帯年収700万円でさせた海外留学の「悲しい代償」

「かわいい我が子を少しでもいい大学に」そんな思いから、塾代や学費などを惜しげもなく払う親が増えている。しかし、「課金型教育」とも呼ばれる状況は、成果が出るどころか、むしろ「カネを使うほど成績が上がらない」という悲しい現実も生んでいる。2月28日発売の週刊SPA!ではこうした親たちのリアルな教育事情を特集。教育費から、そのコスパを解き明かしていく!

中学生から留学開始。塾などへの重課金で家計は常に火の車

[コスパが悪い学歴]の真実

アメリカ留学に関する出費は細かくノートに記している

 子供の海外志向は喜ばしい話だが、費用面を考えると親は頭が痛い。  都内在住の松田修平さん(仮名・61歳)は現在、日本の有名私大に通う長女に加え、米フロリダ大学に留学している長男の大学費用も支払っている。特に長男は私立中学時代から海外留学をさせるなど、延べ3000万円以上の教育費をかけてきた。その転機は小学4年の頃だったという。 「地元の公立小学校に通っていたのですが、三者面談で担任の先生に『できれば中学受験をしたほうがいい』と勧められたんです。理由を聞くと、居住地域に在日外国人の子どもが多いために、『公立だと彼らに合わせた授業をするので、勉強の進み具合が遅くなってしまう』と。そこで妻と相談して私立中学受験のための塾に通い始めたんです」

将来の選択肢が広がると…

 そして受験の末に、北区にある中高一貫校に入学した。 「その学校では、ニュージーランドの提携校への短期留学を実施していて、中3の春休みに行ってこいと。早いうちから海外を経験しておいたほうが、将来の選択肢が広がると思ったんです。そうしたら、高校3年の進路相談のときに、『アメリカの大学に行きたい』と言いだしたんですよ」
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大きかった代償
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週刊SPA!3/7号(2/28発売)

表紙の人/ 永瀬 廉

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