一流の仕事人の“サボリ術”とは?「働き方」を考えることこそ「サボり」につながる
クリエイティブディレクター/プロデューサー・畑中翔太 「サボれないなら、できることは全部やる」
『絶メシロード』、『お耳に合いましたら。』『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-』、『真相は耳の中』(以上、テレビ東京系)など、コンセプチュアルな深夜ドラマを数々手がけるクリエイティブディレクター/プロデューサーの畑中翔太氏。「性格的にあとに残しておくのがダメなんですよ。夏休みの宿題を全部7月にやっていたくらいで、仕事もやり残した状態だと気持ち悪いんです」と、サボりとは無縁のようだが、「本当に全部仕事が片づいて、やることはもうない、1日か半日何もしなくていい、という状態になってようやく無になる。その瞬間は好き」だという。サボることに罪悪感を覚え、うまくサボれないという人は、思い切ってやるべきことをすべて終わらせ、何もすることがない状態に持っていくのもひとつの手だと言えそうだ。 そんな畑中氏にとってサボりとなる瞬間は、「『なぜ?』と問いを立てる時間」。仕事の息抜きでもソーシャルメディアで情報を集める畑中氏は、幅広い情報に「なぜ?」と問いかけ、そこで広げた考えを企画などに活かしている。こうして物事を俯瞰して見て考える習慣によって、草花を楽しむ家族を見ながら「なぜ人は歳を取ると草花が好きになるんだろう?」と考えるなど、日常生活も楽しめるようになっているという。これといった趣味がなくても、日常生活をちょっと豊かにする、クリエイターならではのサボり術だ。自分の働き方を考えるきっかけに
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『よく働き、よくサボる。一流のサボリストの仕事術』 13人のクリエイターが語る、働き方とサボり方 |
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