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アポをすっぽかして帰宅も「上司が悪い」と言い張る激ヤバ新入社員の懺悔

帰宅して仮眠していた

 集合場所に間に合わなかった挙句、途中帰宅という暴挙に出て、なんと仮眠までとっていたそうです。勤務時間中にもかかわらず、呑気なことこの上ありません。しかし、当の本人はどこ吹く風で……。 「1時間ほど仮眠してから起きると、上司からの不在着信が数十件。そもそも上司が電話に出られなかったことが発端だったので、自分は悪くないと思い込んでいました。集合時間に辿り着けなかったことは棚に上げて……。一体どういうつもりだったのか、自分で自分を問いただしたいですよ……」  折り返した電話口ですぐに帰社する旨を伝え、何食わぬ顔で会社に戻ります。会社に着くと上司は激怒した面持ち。黒田さんから誠意のある謝罪を待っている様子でした。

退社して自分のヤバさに気づく

 上司の怒りは収まらず、掴みかかられる寸前までいったそうです。周囲のとりなしもあって、なんとかその場は事なきを得ますが、黒田さんに反省の色は見えず、後に何度か同様の事態を招いてしまいます。もちろん、社内の評価はダダ下がりで、ほどなくして居場所がなくなり退職することになります。それにしても、なぜ常識的にアウトな行動を繰り返してしまったんでしょうか。 「むしろ連絡がつかない上司の方がしっかりすべきだと思い、どうして怒られなければいけないのか理解できませんでした。ヤバいですよね……。学生気分が抜けず、お客さん感覚でしたし、それまでの人生で大きな失敗を経験したことがなかったので、プライドが肥大化してとてつもなく扱いづらい存在になっていたんだと思います」  新卒で入社した会社を半ば追い出される形で退社してから、ようやく目が覚めたという黒田さん。不遜な態度を猛省し、生まれ変わることを決意。現在働く会社では問題なく働いています。今でもふとしたタイミングで当時のことを思い出すと、恥ずかしさのあまり赤面してしまうと、苦笑交じりで語っていました。 文/Honoka Yamasaki
昼間はライターとしてあらゆる性や嗜好について取材。その傍ら、夜は新宿二丁目で踊るダンサーとして活動。Instagram:honoka_yamasaki
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