仕事

ランチの誘いすら頑なに拒否。“コミュニケーション拒絶社員”が辿った顛末

会食の提案に「行きたくありません」

「直接見ていたわけではないですが、どうも『行きたくありません』とはっきり言っちゃったようです。普通は断るにしても断り方ってありますよね。報告を受けた課長が咎めたそうですが、彼は『取引先だろうと昼食に付き合う義理はない!』って猛反論。部長が間に入って諌めようとしても不服そうな態度を変えませんでした」  以前からのまったくコミュニケーションを取ろうとしなかった点なども含め、会社側は彼の営業マンとしての適性を疑問視。結局、入社2か月で内勤部署への異動の内示を通達されてしまう。

試用期間を終える前に退職…

 だが、この措置にNさんは納得せずに辞表を提出。結局、試用期間を終える6月末に会社を辞めてしまったそうだ。 「最後は部署の連中も腫れ物に触るような態度で、必要最低限以外のことは一切話しかけない状態。当然、送別会もなかったです。社員の適正をきちんと見極めなかったウチの会社も問題かもしれませんが、そもそも営業部への配属を望んだのは彼。なぜ誰かと昼食を取ることを頑なに拒むのかはわかりませんが、あんな調子ではどの会社でも苦労するかもしれませんね」  会社の上司や同僚、取引先の担当者もあくまで仕事上の付き合いで馴れ合う必要はない。とはいえ、仕事を円滑に進めるためにはコミュニケーションが不可欠。特に営業職ならほかの部署以上にその重要性を理解しているはずなのだが……。 <TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ