恋愛・結婚

激安キャバクラで出会った「羽目を外しすぎたおじさん客」4選。意外とカワイイ?

②翌朝すごく反省している

リビングでスマホを操作する中高年男性

※写真はイメージです

 それはちょうど、鬼滅の刃の『無限列車編』の劇場アニメがテレビシリーズとして放送されていた時期だったと思います。「鬼滅の『無限列車編』みた? 僕はキミとベッドで無限発射編をヤりたいんですけどね!」と、お客様からLINEを受信したのですが、接客中だったので返信できず、翌朝まで放置していました。  目を覚ましてLINEをチェックすると、無限発射のおじさまから 「昨晩は大変失礼いたしました。女性に対し失礼な物言いだったと反省しています。お酒を飲みすぎてつい気が大きくなってしまいました。申し訳ありません」  という趣旨のLINEが届いていました。後日、ご来店いただき、いっしょに美味しく楽しくお酒を飲ませていただきました。

③「お父さん」と呼ばせる

 父の日にご来店されたお客様のお話です。娘さんと喧嘩をしてしまって、それ以来、数年間「口をきいていないし、彼女がどこでどうしているのかも知らない」と、おっしゃっていました。  自分はひどい父親だとご自身を責めていらっしゃいました。彼は深く傷ついていて、誰かに慰めてほしくて、牛丼屋チェーンの隣に建っているボロい雑居ビルの激安キャバクラに迷い込んでしまったんだ、という気がしました。 「お父さんと呼んでほしい」とおっしゃる彼に応じて、45分間だけ親子ごっこをしました。数年ぶりに再会した娘がヘアスプレーでカチカチの頭に変なティアラをのせて、鏡月(※比較的安価な焼酎)の水割り飲んでたらすごく嫌だなあ、とは思いました。
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羽目は外してもOKだけど…
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1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989

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