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アガる超ジャンク飯「ドリロコス」って何?“メキシコ発の屋台飯”の魅力を火付け役に聞いた

ぶっちゃけ一番ウマかった作り方は…

――高山さんはどんな物を入れてみたんですか? 高山:例えば、松屋の「牛皿」。松屋で牛皿とサラダ(生野菜)を買ってきて、お持ち帰り用の紅ショウガと七味、サラダに付いてるフレンチドレッシグを入れ、最後にライムをしぼって食べたら、ぶっちゃけ、それが一番ウマかった。  どんな味になるかはだいたい想像がつくと思うんですけど、実際に食べると当然、松屋で食べる牛皿とも違う。「あっ、こう来るか!」という驚きもあり、初めて食べるおいしい味でした。これは「マツロコス」って名付けました。  ほかにも、ちょっと高級な「さばカツ」をもらったことがあって。さばカツ自体がウマいんだけど、これもドリロコスにしたらヤバかったですね。切ったさばカツと千切りキャベツ、トマト、チーズ、あとタルタルソースかな。味の濃い物と濃い物を足し算してトゥーマッチになりそうだけど、ちゃんとまとまってウマいんですよ。

おいしさが可視化されている

ドリロコス――そんなドリロコスの情報を発信したらバズったという流れですね。 高山:おそらく、おいしさが可視化されているからでしょうね。さっきも言ったように、見るだけで「そりゃ、ウマくないわけないよな」と想像できるんですよ。しかもドリトスの袋に入れて混ぜるだけだから、調理の技術もいらない。再現性がある。SNSで誰かが作ったのを見たら、自分も作ってみようかとなりやすいわけです。  僕もツイートしたら、それを見た周りの人がどんどんやってましたね。アレンジも自由で無限。ドリトスじゃなくて、ほかのスナック菓子でもいい。「わさビーフ」(山芳製菓)でも絶対ウマいじゃないですか。拡張性もすごいですよ。 ――簡単に作れるのは大きな魅力ですね。 高山:とにかく足し算さえできれば、誰でも作れますから。引き算とか掛け算とか、難しいことの要らない料理。味つけもドリトスによって基本の味がもうできてるから、よっぽど何かのソースを入れすぎたりとかしない限り、まず失敗しません。  スーパーやコンビニで買えるカット野菜やハム、ソーセージに好みの調味料を加えるだけでも必ずおいしくなります(次ページにレシピ紹介)。これなら、調理器具すら必要ない。食器の洗い物も出ないし。一人暮らしの人がパッと時短でおいしいものを作りたいときに最高じゃないですか。食べ終わったら、そのまま袋ごと捨てられるから、後片づけもラク。もうSDGsですよね。
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ドリロコスに魅せられ事業も展開
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長年、医療や健康などのまじめな記事を書いていましたが、最近は「おじさん」や「おじさん予備軍」の男性がハッピーなおじさんライフを送るための情報をお伝えしたいと思っております。「DUB SQUAD」というテクノバンド、「TARO ACIDA」「DJチャラい先輩」などの名義でDJ活動もする浮ついたおじさんです

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