更新日:2023年05月30日 17:13
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借金地獄に陥った32歳女性事務員。夢を諦めた理由は「給料が安いから」

パパ活の目的が借金返済へ…

 ホストが忙しい時は、席に座らず、お金を落とすためだけに店に行く「キャッシャーチェック」なる行為も行ったという。 「パパ活をメインにした方が稼げるので、事務の仕事はやめました。パパを増やすのと単価も上げるため、途中からは身体の関係ありでパパ活するようになりました。その甲斐あって、そのホストをNo.3まで押し上げることができたんです!」  だが、その代償は大きかった。 「気づけば、お金が追いつかなくなっていました。消費者金融で借金もするようになっていて、どんどん借金が増えていったんです。マックスでパパ活しても破綻しそうなところまでいったので、流石にヤバイと思いました。今はホストの方はセーブして、借金の返済のためにパパ活している状況ですね」

実家には「4年帰っていない」

 日本語学校の教師の夢はどうなったのだろうか。 「それは、もう吹き飛んじゃいましたね(笑)。そのせいで結構辛いんですよね。夢の実現どうこうじゃなくて……母親ですね。母には夢のことを話していたので、聞かれるのがしんどくて……。これまではコロナで渡航できないというのを言い訳にしていましたが、それももう厳しくなっていて……。パパ活やホストのことは、もちろん秘密です。母と話をすると、夢を応援されるのが後ろめたくて、もう4年ぐらい実家には帰ってないですね」  平井さんは日本語学校の夢を諦めた理由を「給料が安いから」と語っている。借金の返済が終わったら、またホストクラブ通いを再開するつもりだという。 <TEXT/和泉太郎>
込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め
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